マナーと身だしなみ

2022-08-12

マナーと身だしなみ 第8回「身だしなみ」(全8回)

面接・病院見学に行くぞ!となった時に気になってくるのが「マナー」。そもそも、マナーは何の為にあるのでしょうか?ここでは、年齢や性別、職業も関係なく身につけておくべきマナーをご紹介していきます。

第8回「身だしなみ」(全8回)

身だしなみ

・身だしなみとおしゃれの違い 
服装に気をつけることは、好印象を与えるための基本のひとつですが、おしゃれをすれば良いというものではありません。身だしなみを整えるというと、おしゃれな服を着ればよいのではないかと思う人がいるかもしれませんが、身だしなみとおしゃれは全く違うものです。
おしゃれは自分が楽しむためのものであるため、流行を取り入れたり個性的な自分をアピールする要素があります。一方で身だしなみは相手に不快感を与えないために服装を整えることです。

身だしなみを整えることのメリット

第一印象で好感を持ってもらえる
メラビアンの法則というものをご存知でしょうか。しばしば「人は見た目が9割」と言われる根拠となっているものですが、メラビアンの法則によると印象を決定づける要素は「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「言語情報」が7%とされています。
この法則に基づくと、見た目から受ける視覚情報が、印象を左右する最も重要なものとなります。人に好印象を与えるか、印象に残らないかは最初の6秒で決まるとも言われています。はじめに悪い印象を与えてしまうと、
その印象を変えることは難しいものです。第一印象から好感を持ってもらえるよう、身だしなみには気を付けましょう。

身だしなみはあなたからの無言のメッセージ

第一印象で好感を持ってもらえる
「身だしなみ」の意味を調べてみると、「人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。また、その心がけ。」とあります。
身だしなみを整えることは『この機会を大切に考えています』というあなたから相手へ向けた無言のメッセージであり、意識のあらわれです。
病院見学や面接の際は、事前に鏡でしっかりと確認して挑みましょう。

身だしなみ三大要素

清潔であること・健康的であること・機能的であることが身だしなみの三大要素です。この三大要素を意識して、好印象を与えるようにしましょう。ここでは、男女別に身だしなみのチェックポイントをご紹介します。

ヘアスタイル
・清潔感のある髪型であること
・色は明るすぎない方がよい
・長い髪は顔にかからないように束ねておく
・パーマの場合は、ボサボサな印象を与えないよう注意
・スタイリングし過ぎないこと
・もみ上げが耳にかかるのも避ける
・襟足も清潔に!

・ヒゲ・眉毛は整え、清潔感のある顔周りにすること
・口臭対策もしておくこと
・カラーコンタクトは避ける
・メイクは健康的で自然な印象に
スーツ
・体に合ったものを着ること。店員さんと相談しながら購入するとよい
・黒・紺・グレーのような落ち着いた色のものが一般的
・スーツは着る前にシワ、ほつれ、汚れが無いか。しつけ糸は取っているかを必ずチェック
・シワが無いか、折り目はしっかりとついているかチェック
・ワイシャツにシワや汚れがないか
・ワイシャツは体に直接触れる袖・襟の汚れに注意
・襟元からTシャツなどが見えるのはNG!中に着る場合は白が良い
コート
・スーツ同様体に合ったサイズで、派手な印象にならないものを選ぶ
・ロングコートよりハーフコートの方が若々しく見えてよい
・トレンチコートであれば長く使える
・スーツ・靴・かばんなどと合っているものがよい
・厚手のコートは会場で手に持つ際にごわごわしてまとめにくく不便なので注意
・色は黒・紺、濃いグレーなどが合わせやすい
ネクタイ
・派手ではないシンプルなものを選ぶ
・シャツ、スーツの色と合わせる
・曲がり、緩み、長さに注意する
時計・メガネ・アクセサリー
・眼鏡はきれいに磨いたものをかけるようにする
・時計は派手過ぎないもの、分単位で時間がわかる機能的なものがよい
・ネックレス等のアクセサリー類は付けない方がよい。付ける場合はシンプルなものを

・長すぎる爪、ジェルネイル、つけ爪はNG
・マニキュアもしないのがベスト。するなら自然な色のもの(うすいピンクやクリア)など
靴、靴下とストッキング
・靴は磨いておくこと
・かかと、ヒールのすり減りに注意
・靴下はスーツに合う黒、濃いグレーなどのダークカラーがよい
・ストッキングは肌色のものを使用する

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