検索
病院名・地域などで検索
新規無料会員登録
アカウントをお持ちではありませんか?
ログイン
こちらもご利用いただけます
  1. トップ
  2. 国試過去問解説
  3. 国試過去問解説 意識障害(112F13)
国試過去問解説 2025-03-12

国試過去問解説 意識障害(112F13)

e-residentが医師国家試験の勉強をサポート! どこよりも詳しい解説で合格への道を拓きましょう!

112F13
加齢に伴い観察されるのはどれか。
答え
不正解

解説文はログイン後ご覧いただけます

ログインする
アルコール多飲者の上腹部痛、背部痛は慢性膵炎を考える。アミラーゼ高値、糖尿病の存在などから慢性膵炎を疑う。腹部CTで膵石、膵管拡張、膵萎縮を、MRCPで膵管の拡張を認めることから慢性膵炎と診断できる。

a 上肢の静止時振戦はParkinson病などでみられる。加齢のみで起こることはない。よってaは誤り。

b 膝蓋腱反射の消失は腰部脊柱管狭窄症や、糖尿病による末梢神経障害などでみられることが多い。加齢だけで膝蓋腱反射が消えることはない。よってbも誤りである。

c 加齢に伴って、加齢による影響のみで腸腰筋の低下は起こりうる。腸腰筋の低下は、体のバランス機能や安定した歩行に負の作用をもたらす。よってcが正解となる。

d Babinski徴候は、脳梗塞などで上位運動ニューロン(錐体路)が障害されたときに陽性となる。加齢のみで起こることはない。よってdは誤りである。

e 位置覚の障害は、脊髄後索障害(亜急性脊髄連合変性症など)などで生じる。加齢だけで位置覚が一部消失することはない。よってeは誤りである。

時間のある方は参考資料としてこちらをご覧ください。

連載: 国試過去問解説