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国試過去問解説 2025-04-02

国試過去問解説 Basedow病 国試(113A70)

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113A70
13歳の女子。疲れやすさを主訴に来院した。陸上部に所属している。1年前から疲れやすさを自覚し、短距離走の成績が落ちてきたことに気づいていた。最近、より疲れやすくなったため受診した。食欲は旺盛である。病院の階段を上る際に動悸と胸の苦しさを感じたという。脈拍120/分、整。血圧136/72mmHg。頸部触診で甲状腺の腫大を認める。心音では胸骨左縁第2肋間にIII/IVの収縮期雑音を聴取するが、呼吸音には異常を認めない。手指に振戦を認める。血液所見:赤血球452万、Hb 12.3g/dL、Ht 36%、白血球8,900、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白6.1g/dL、アルブミン3.6g/dL、AST 33U/L、ALT 31U/L、尿素窒素13mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、TSH 0.1μU/dL未満(基準0,5~5.0)、FT3 30pg/mL以上(基準2.2~4.3)、FT4 10ng/dL以上(基準0.9~1.7)、抗TSH受容体抗体陽性。
現時点の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

答え
不正解

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症状、身体所見、血液検査などから甲状腺機能亢進症が疑われ、抗TSH受容体抗体が陽性であることからバセドウ病と診断できる。 a 代謝が亢進しているため、食事量を制限するとエネルギーが不足しさらに体重が落ちてしまう。とくに制限する必要はない。よってaは×である。

b 13歳という年齢、女性であるということを考慮すると手術痕などが残ることや術後の甲状腺機能低下症への継続的な対応、手術の合併症(嗄声、テタニーなど)を考えても安易に行うべきものではない。よってbは×である。

c 陸上部の短距離走と、瞬発的なエネルギーを必要とし甲状腺機能亢進症の頻脈や高心拍出下では体への大きな負担となることが考えられるため、部活動は甲状腺の治療が落ち着くまでは休止とすべきである。よってcは○である。 よってcが2つ目の正解となる。

d 小児のバセドウ病の治療では抗甲状腺薬が第一選択となる。ただし、副作用である無顆粒球症に注意が必要である。よってdは○である。

e バセドウ病の治療のひとつであるが、妊婦には禁忌。授乳婦にも適応がなく、18歳以下は慎重投与(原則として適応除外)とされている。現地点の対応として適切ではない。よってeは×。

時間のある方は参考資料としてこちらをご覧ください。

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