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国試過去問解説 2025-04-09

国試過去問解説 妊娠糖尿病 国試(113A63)

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113A63
40歳の初妊婦(1妊0産)。尿糖が陽性であったため、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。現在、妊娠30週。家族歴、既往歴に特記すべきことはない。身長160cm、体重62kg(妊娠前体重55kg)。体温36.7℃。脈拍88/分、整。血圧110/80mmHg。経口グルコース負荷試験〈75gOGTT〉:負荷前値:90mg/dL、1時間値:190mg/dL、2時間値:160mg/dL。HbA1c 5.4%(基準4.6~6.2)。
適切な対応はどれか。

答え
不正解

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妊娠30週で、尿糖が陽性となったため糖代謝異常合併妊娠の可能性を考える。 75gOGTTの1時間値と2時間値が妊娠糖尿病の診断基準を満たしている。また既往歴や空腹時血糖から糖尿病合併妊娠や妊娠中に診断された明らかな糖尿病も否定されるため、妊娠糖尿病(GDM)と診断できる。

a 妊娠糖尿病による母体高血糖も母体、胎児に影響を与えるため、しっかりとまずは食事療法で対応していく。よってaは×である。

b 食事療法においては、食後2時間値120mg/dlを目標として、必要カロリーを計算して摂取する。活動性の低い女性の消費カロリーに付加量を加えて計算する。(2,000kcalを上回る程度になる) 妊娠時は、空腹時血糖は低く、食後は高血糖になりやすいので4~6回に分ける分食が推奨されることもある。よってbは○となる。

c 上記のように食後2時間値の目標値は120mg/dlである。150mg/dlということであれば、妊娠糖尿病の基準とほぼ変わらないので、そういう点でも誤りと見抜けなければいけない。よってcは誤り。 よってcが2つ目の正解となる。

d bで述べたように1日の摂取エネルギーは2,000kcalを超える程度に設定すべきである。付加量を妊娠末期として計算すると2,200kcalとなる。よってdの1,200kcalでは少なすぎるのでdは×となる。

e 妊婦に対する、妊娠中の血糖降下薬の使用は禁忌である。よってeは×である。

時間のある方は参考資料としてこちらをご覧ください。

連載: 国試過去問解説