イーレジフェア

2021-03-15

7つのフィルター特設ページ | 2021年最新版 マッチング対策セミナー動画

病院選びの基準になるのはどんなもの? この7つのフィルターで病院情報を比較してみよう!

7つのフィルターとは?

7つのフィルター

全国で1030前後ある臨床研修病院の中で、最終的には1つの病院(1つのプログラム)を 選ばなくてはなりません。時間が限られている皆さんは、希望の研修先に受かる為に効率的 かつ効果的に病院の情報を集めていく必要があります。
情報収集で大事なのは、人気病院、ブランド病院で選ぶのでは無く、各病院の特徴を 理解することです。そこで、イーレジフェア事務局は以下の「7つのフィルター」を使い、 効率的かつ効果的に情報収集する事をオススメします!

1.市中or大学

臨床研修病院には大学病院と市中病院(民間病院)があり、それぞれ特徴や強みが違います。
先進医療に力を入れている市中病院や、症例にしっかり携われる大学病院もありますが、 一般的に、症例にしっかり携わり臨床能力が身につくのは市中病院、 研究や先進医療などのアカデミックな部分に力を入れているのは大学病院。と言われています。 それぞれの違い、特徴を病院見学やイーレジフェアのブースで聞いてみましょう!

市中or大学病院比較

2.救急車搬送件数

市中病院と大学病院で比較したら、次は市中病院なら市中病院内で、大学病院なら大学病院内で 比較する必要があります。まず比較するのは、救急車の年間搬送件数(受け入れ件数)。 なぜなら、必修となっている救急科の研修以外でも当直などで必ず救急に携わり、 自分が病院でしっかりやっていく体力があるかが重要になるからです。
実は、初期研修の2年間で中断する研修医は全国で300~400人います。 その理由として、体力的に追いつかず、身体を壊してしまうといった理由が多いです。 なので、病院情報を集める際にも自己分析も兼ねて救急車の搬送件数を比較してみて下さい。

救急車搬送件数

3.募集定員

次に見るべきは、募集定員です。この項目も非常に重要です。 同じ市中病院でも2~3名の少数精鋭の病院もあれば、20名近い定員を持つ市中病院もあります。 これはどちらが良いと言うわけではなく、自分がどちらに合うかを比較して下さい。
例えば、人付き合いが苦手な方は、より集中出来る環境である少数精鋭の病院が合うかもしれません 逆に同期で励まし合いたい方は大人数の病院が合うかもしれません。 どちらが良いという訳ではなく、自分がより充実した2年間を過ごせるかを考える必要があります。

研修募集定員

4.プログラム

研修先選びにおいては、プログラムの自由度という点にも着目してください。 初期研修には必修科目と言うすべての研修病院で受けなくてはならないものがあります。
2019年までは、必修科目は3科目(内科、救急、地域医療)でしたが、2020年からは 7科目必修(内科、救急、地域医療、外科、小児科、産婦人科、精神科)になります。 今研修をしている先輩たちと、自分が研修を受ける時では全く内容が違うかもしれません。
必修科目を修了した残りの期間を選択科目(自由選択)の期間となりますが、病院によって 最大48週の病院もあれば、それ以下の病院もあります。
ある程度、自分の将来の科目を決めている方であれば、自由選択が長い病院の方が良いかも しれないですし、まだ将来が決まっていない方は、基本的な科目(必修科目)を 長めに学べる方が合うかもしれません。

研修プログラム

5.指導体制

指導医や先輩との関係も2年間の研修を有意義なものとする為には絶対必要なものになります。
指導体制については、大きく分けて「屋根瓦式」と「マンツーマン式」の2種類あります。 こちらもそれぞれ良い部分は違い、皆さんにとってどちらが合うかと見極める事が重要です。
部活動で例えるならば、屋根瓦は先輩にアドバイスを貰うイメージ。 マンツーマンは、監督やコーチに直接指導してもらうイメージです。
※指導体制には、上記の2種類以外にも病院独自の指導方法を実施している病院があります。 イーレジフェアには独自の指導体制の病院も参加するので、フェアで話しを聞いてみて下さい!

研修指導体制

6.都市型or地方型

東京・神奈川・愛知・大阪・福岡の5都府県は人気が集中するエリアで、皆さんの中にも この5都市を志望する方もいるかもしれません。ですが、病院情報を集める際には、 都市の病院、地方の病院両方の情報を集める事をオススメします。
何故なら、都市と地方では病院に来る患者層が違うからです。 都市部の病院には交通量が非常に多く、交通外傷や外傷救急の患者が搬送されるケースが多く、 一方で病院数が多い為、臨床研修病院ではない、救急指定病院にも運ばれるケースが多いです。
反対に地方都市の場合は、病院数が少なく、研修病院が地域の砦となる場合が多い為、 外傷救急だけでなく、内因性の患者も多く搬送されます。また、地方都市は都市部と比較して、 高齢患者の割合も高い為、合併症を患っている患者も多くなります。
2025年問題と言われるように、今後の日本の医療に求められるのは高齢者医療です。 例えば、将来開業や地域に根差した臨床医を目指すのであれば、初期研修の段階で、 地方都市の病院に行くのもプラスに働くと思われます。

特徴

都市型
・交通事故等の多発性外相による搬送が多い
・専門的な疾患が地方から転送される
・患者層は若年層が比較的多い
地方型
・高齢者が多く、複数科目の知識を必要な合併用が多い
・コミュニケーション能力がより必要になる

7.ウォークインの件数

最後のフィルターは、ウォークインの件数です。これは何が関係するかと言うと、 いわゆるプライマリケア(初期診断)にどれだけ携われるかという事です。
一般的に研修病院の多くは、ウォークイン患者のファーストタッチは研修医に任せる病院が多いです。 その為、臨床医や開業を志す方、バリバリ手技を身に着けたい方は ウォークインの件数にも注目してみて下さい。
ウォークイン患者に多く携わる事で得られるメリットとして、 コミュニケーション能力を身に着ける事が可能となります。救急車で運ばれる患者の 中には、意識が混濁していたり意思疎通が図れないケースもありますが、ウォークインで 来られる患者さんは自力で来院されているので、コミュニケーションは取れます。
患者に対して主訴のヒアリングや病状の説明、今後の治療計画のコンセンサスを取ったり 医師として必要なコミュニケーション能力を養えることが期待出来ます。

おわりに

ここまで挙げた7つのフィルターはあくまで一般的な情報に基づいたものです。 またこのフィルターを用いて病院情報を集めると同時に病院の生の声を聴く必要があります。 また、7つすべて当てはまっている病院となるとなかなか難しいので、 フィルターの項目が3つ~4つ自分に合った病院を探すことから始めてみてください。
病院見学は1泊2日や丸1日かかったり非常に時間や移動の費用が掛かったりします。 効率よく病院情報を集める為にイーレジフェアをぜひ、活用してください。 当日会場には研修病院に精通したコンシェルジュがいます。7つのフィルターを基に 病院のご紹介をさせて頂きますので、わからないことは何でも聞いてくださいね。
最後になりますが、皆さんがマッチング成功出来る様、われわれイーレジフェアは全力で サポート致します。イーレジフェアで皆さんに会えるのを心より楽しみにしております。

Related

関連コンテンツ