インタビュー

2021-09-01

岸和田徳洲会病院 | 初期研修インタビュー

岸和田徳洲会病院の初期研修インタビュー。全国病院からメッセージ・求める研修医、プログラム・募集要項、ジュニア・シニア・指導医・院長のインタビューを掲載。進路選択の判断材料としてお役立てください!

岸和田徳洲会病院

大阪府岸和田市加守町4-27-1

医師近影

名前 松木 仁美 医師
出身地・出身大学 / 医師免許取得年度 愛知県岡崎市・ 神戸大学 / 2020年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

中学生のときにドラマの「コード・ブルー」を見て、かっこいいなと感じたのがきっかけです。私も人の生命に関わる仕事をしていきたいと思い、それからずっと医師を目指していました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

硬式テニス部での活動です。最後の年に西医体と全医体で優勝したことが特に思い出に残っています。中学校ではバスケットボール、高校ではソフトボールをしていましたが、大学に入ってテニスを始めました。大学のテニス部は団体戦なので、皆で頑張っていました。大学生活は部活動とアルバイトばかりでしたね(笑)。アルバイトは飲食店のスタッフや塾講師のほか、ユニバーサルスタジオジャパンでも働いていました。

大学卒業後、研修先を岸和田徳洲会病院に決めた理由をお聞かせください。

実家は愛知県ですが、特に縛りもないので、もう少し関西にいたいと思い、関西の病院を探していました。私は救急に興味があったので、先輩について救急を診るのではなく、自分でファーストタッチして、主体的に診られ、なおかつ症例数が多い病院がいいなと考え、岸和田徳洲会病院に決めました。

岸和田徳洲会病院に最初に見学に来られたときの印象はいかがでしたか。

救急を見せていただいたんです。とても忙しそうな印象を受けましたが、1つ上の先輩方の顔が忙しいわりには生き生きしていて、楽しそうだなと思いました。

医師近影

岸和田徳洲会病院での初期研修はイメージ通りですか。

ある意味でイメージ通りではありますが、見ての忙しさとやってみての忙しさや責任感は全く違いますね。見学したときにお会いした先輩方はこういう気持ちだったんだなと分かってきました。

プログラムの特徴はどんな点でしょうか。

当院では救急科と総合診療科のローテーションが大きなウエイトを占めています。救急科と総合診療科では初期研修医が患者さんの初療にあたり、自分でアセスメントを考えて、処置までします。また、入院患者さんについても入院から退院までの経過を診られます。ほかにも初期研修医が主体的に診ることができる診療科が多いのですが、それも上の先生方が後ろに絶対についていてくださるので、その安心感もありつつ、自分でやれるのは勉強になっています。

プログラムの自由度はいかがですか。

選択期間は5カ月なので、当院より自由度が高い病院はあるのだろうと思いますが、選択期間に加え、内科系選択も2ヵ月あるので、取りたい科目は取れるプログラムです。医局の中でも他科の先生方に相談しやすいので、選択科として取らなかった科の勉強もさせていただいています。

院外での研修はありますか。

当院では2カ月の地域医療研修が必須となっており、屋久島徳洲会病院に行く場合が多いです。精神科も外部で、貝塚市の水間病院に行きます。地域医療と精神科以外でも当院にない診療科は外部の病院で研修することができます。私も2年目に札幌南徳洲会病院で緩和ケアを勉強しに行く予定です。

医師近影

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

院内では初期研修医が一番長く患者さんに触れ合えるので、できるだけ多くのことを患者さんから学びたいです。また、指導医の先生方に好きなように質問できるのも初期研修医の特権なので、先生方からも学んでいます。コメディカルスタッフの皆さんも私よりも仕事のできる方ばかりで、色々なことを親切に教えてくださるので、学び倒す2年間にしたいと思っています。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

最初は教えてくださり、次からは「まずやってみて、覚えよう」という形が基本です。それで、私たちがやっていると、「ここが大事だよ」と一つ一つ教えてくださいます。診断にしても、あとから「こういうふうに考えたら良かったんじゃないか」とフィードバックをいただけるので、勉強になっています。

岸和田徳洲会病院での初期研修で勉強になっていることはどんなことでしょう。

病院全体として、まずは初期研修医一人で患者さんの状態に立ち向かわないといけないという状態を作ったうえで、あとでフォローしてくださる環境です。この環境のお蔭で、自分で考える力も度胸もつきました(笑)。自分で考えたうえで、相談に乗っていただけるので、1回ごとの経験が深いなと感じています。

何か失敗談はありますか。

失敗だらけです(笑)。日々ありすぎて、覚えていられないですね。例えば、検査を少し曖昧にしてしまい、指導医の先生と相談したうえで大丈夫だと判断し、帰宅させた患者さんが急変して、あまり良くない状態になったことがありました。そのときは最初の段階でできたことがあったのではないか、勉強が足りなかったと後悔しました。

当直の体制について、お聞かせください。

月に6回程度です。初期研修医が3人で救急車とウォークインの対応をして、救急車とウォークインに1人ずつ指導医の先生がいます。このほか、呼び出したら来てくださる専門科の先生方が院内に当直していらっしゃるので、かなり手厚い体制です。

医師近影

当直では、どんなことが勉強になっていますか。

研修で勉強になっていることに似ているのはもちろんですが、医師や看護師の数に対して、患者さんが多かったりするので、どんなふうに検査を進めたら、患者さんにとっても、周囲の指導医の先生や看護師さんにとってもいいのかなと、周りを見て考える力がつきました。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

総合診療科では毎朝カンファレンスがあります。若手もベテランの先生方も人数が少ない中での和やかなカンファレンスですので、疑問に思っていることをすぐに聞けるのが良かったです。上の先生方もその場でプチ講義のようなものを開いて教えてくだったりするので、質問しやすい雰囲気でした。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

看護師さんと関わる機会が多く、患者さんのバイタルの変化などがあったときに伝えてもらったりしていくうちに、個人的な話もするようになり、良き友人として付き合ってくれている方もいます。病棟ではリハビリのスタッフの方に患者さんのリハビリの状況を伺い、「いつ退院できそうか」という相談にも乗っていただいています。コメディカルの方々ときちんとコミュニケーションを取ることで、患者さんの病気だけではなく、患者さんご自身を色々な見方で診ることができるのだなと実感しています。

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研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

研修医室はないのですが、医局の中に研修医だけのエリアがあります。そこか、救急外来で皆と会えるので、「今日はこんな症例があったよ」とか、お互いに助け合える空気感があります。皆、仲もいいですよ。

寮もありますか。

ありません。皆が病院から2キロ圏内に好きな物件を見つけて住み、家賃補助をいただいています。私も病院から歩いて10分足らずのところに住んでいます。

今後のご予定をお聞かせください。

救急科に進みたいと思っていますが、当院で外科をローテートして手術が楽しかったので、救急の中でも外科系を目指したいんです。それで専攻医研修では先に外科をローテートするのもいいなと迷っています。専攻医研修でも当院に残ることができるので、残ることも視野に入れています。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

本や漫画を読むことも好きなので、家では読書をして過ごしています。最近は運動しないといけないなということで、ジムに通うようになりました。

現在の臨床研修制度に関して、ご意見をお願いします。

専門科を決めたとしても、身体のほかの部分のこともある程度は知っておかないといけないですし、私もそうだったのですが、興味のないことでもやってみたら面白いこともあるかもしれません。当院の1年目のプログラムは割と絞られているので、私は救急科、総合診療科、外科、麻酔科、小児科を回ったのですが、イメージできていなかったことが学べたので、できるだけ様々な科を回ることは良いことだと思います。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

私は頑張って救急を診たいと考え、当院を選びましたが、当院には私と同じような意欲を持ってきている初期研修医が大勢います。指導医の先生方もそういう心持ちで接してくださるので、皆で高め合って研修できる環境があります。症例数が豊富なところにももちろん満足していますが、それ以上にそれを支え合える仲間がいるのは強いです。医学生の皆さんにも「こういうことをしたいな」と思える病院を探してほしいと願っています。

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