初期研修インタビュー

2024-09-01

市立岸和田市民病院(大阪)初期研修医 髙橋希一 先生(2024年)

市立岸和田市民病院(大阪)の初期研修医、髙橋希一先生に、病院の特徴や研修プログラムについてなど、様々なエピソードをお伺いしました。この内容は2024年に収録したものです。

市立岸和田市民病院

〒596-8501
大阪府岸和田市額原町1001
TEL:072-445-1000
FAX:0724-41-8812
病院URL:https://www.kishiwada-hospital.com/

髙橋先生の近影
名前
髙橋 希一 先生
出身
愛知県一宮市
出身大学
近畿大学
医師免許取得年度
2023年

医師を目指したきっかけをお聞かせください

父も医師をしており、医師という存在を子供の頃から身近に感じていました。それで漠然と医師になりたいとずっと思っていました。また、私自身ちょっとお腹を下しやすいという体質もありまして、そのときに近くの病院に行ってたんですけど、そのときにも診てもらってるお医者さんがすごくかっこよかったっていうのもありまして、私もそういうふうに思われるような医師になりたいなと思い、医師を目指すことになりました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか

たくさん思い出はあるんですけど、やっぱり部活のことがすごい印象に残ってますね。大学からバスケ部に所属してまして、バスケをやること自体が大学からスタートだったんですけど、やっぱり右も左も分からない状態で、いろんな先輩方にたくさん教えてもらって、少しずつ自分が上達していくという感覚は今でもすごい大事な思い出です。だんだん自分の実力がつくのもそうですけど、後輩もできて交友関係が広がっていくのもすごく楽しかったですし、何よりもやっぱり6年生の時に西医体に出られたのも良い思い出です。

大学卒業後、研修先を岸和田市民病院に決めた理由をお聞かせください

私が愛知県出身ということもあり、病院見学を結構早い段階から始めさせていただきました。大体15病院ほど見学させていただいたんですけど、先生方の雰囲気であったり、立地条件などの細かいことを見ていました。何よりも岸和田市民病院に見学に来たときに、何か自分の雰囲気と合ってるな、心地いいなっていうのはすごく感じました。どうしても研修生活で2年間いることになるので、働きやすい雰囲気とか、接しやすい人柄とかが一番大事なのかなと思いました。直感的にここですごく働きたいなって思えたので、岸和田市民病院に就職させていただきました。

見学に来たときの印象はいかがでしたか

一番対応していただいた事務の方や見学した科の先生方と喋る時や、廊下などで挨拶ですれ違う時、1個上の先輩やローテートの先輩・先生方とお話した時に、何か直感的ではあるんですけど、自分と波長が合うなってすごく感じました。すごく働きやすい雰囲気だなと感じました。

岸和田市民病院での初期研修はイメージ通りですか

私自身がどういう研修がしたいかっていうのは結構決まっていて、やれることは何でもやりたいというふうにずっと思ってたんです。実際いろんな病院を見学させていただいてお話を聞かせていただきましたが、岸和田市民病院は結構何でもやらしてくれるっていうことでしたし、実際今いろいろとやらせていただいてて、たくさんの経験を積ませてもらっているので、イメージ通りだと思います。

プログラムの特徴はどんな点でしょう

髙橋先生の研修風景

一番特徴的なのは、いろんな科をまんべんなく回れる点かなと思います。いろんな科をちょっとずつ回ることで、いろんな経験を積む機会も増えると思いますし、いろんな先生とも仲良くなる機会も増えると思います。例えば自分が将来就かないと考えている科のことも知ることができるっていうのは病院のローテートプログラムの特徴で良い点だなと思います。

プログラムの自由度は高いですか

結構高い方だと思います。例えば、自分がやりたいと思う分野のことをすごく専門的に教えてもらうこともありますし、逆もしかりであんまり興味ないなって思うところは基本的な事を終えたら他の事をしていいよっていう雰囲気もあります。あと選択期間もたくさん選択できる科があるので、自分が行きたい所に行くということもできます。そういう融通が利く、フレキシブルな感じがとてもいいなと思います。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか

たくさん指導していただいてると思います。やはり自由度がすごく高いので、自分がやる気出せば出した分たくさん教えてもらえますし、別にそうじゃない時でもこれだけは知っておいてねと言ってポイントを教えてもらえて、たくさん教えてもらえてるなっていう感覚あります。形的には科にもよりますが、マンツーマン方式で1人の先生についてたくさん教えてもらう流れとなっています。

何か失敗談はありますか

インシデントを起こしたことです。患者さんの名前をあまり確認せずにオーダーを出してしまって、本当は検査しなきゃいけない患者さんのオーダーじゃなくて別の患者さんのオーダーをしてしまいました。確認しなかった自分の失敗なので、この失敗を活かしてきちんとオーダーする時は責任を持って患者さんの名前間違えないようにして、オーダー内容なども間違えないようにと心づもりはしております。

当直の体制をお聞かせください

当直は、大体月4~5回あり、1回の当直で5人~15人ほど診ています。研修医はウォークインの患者さんを中心に診ています。体制としては、基本的にはローテート1人と上の先生1人と外科の先生1人の計3人、あとはICUの方がいる体制でやっています。ウォークインを最初のファーストタッチとして自分らが診させてもらうのですが、分からないことは上の先生に聞きやすい雰囲気もありますし、最後に自分が入院させるか、返すかの判断もちゃんと上の先生の指導のもとやっていただけているので、責任感もそうですし、自分がちゃんと診なきゃいけないっていう自覚を持てる所がすごく良い所かなと思います。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか

髙橋先生の研修風景

カンファレンスの雰囲気もすごくアットホームな感じがあるなと思います。症例発表は、「髙橋ちょっとこの症例発表してみる?」とお声掛けいただき、上の先生が「こういうこと言ったらいいよ。」っていうふうにカンファレンスの前にちゃんと教えてもらえます。また、その発表に対して「ここはもっとこういう言い方した方がいいよ。」とフィードバックをいただけるので、すごく勉強になっています。

他の研修医の方々やコメディカルの方々とのコミュニケーションはいかがですか

私達は、今の1年目のローテート4人と2年目の先生が3人の計7人で研修を行っています。私達は寮がありまして、寮に7人中6人住んでいます。家も近いので、毎週1回くらいはご飯に行ったりして、仲良くさせてもらってます。あとは、昨日の当直どうやったとかも話したりして、こういう患者さん来たっていう話から、こうしたらよかったんじゃないみたいな研修医同士のディスカッションみたいなことも自主的にやれるぐらいコミュニケーションがとれています。

コメディカルの方とは喋る機会がたくさんありますので、結構雰囲気よく仲良くさせてもらっています。患者さんが来てなかったり、時間帯によっては落ち着く時間帯があるのですが、落ち着いている時間帯に少し雑談したりする機会はたくさんあって、それきっかけで仲良くなってプライベートでご飯行ったりとかもちょこちょこですけどさせてもらってます。そういったこともあり、当直がやりやすくなったりもします。看護師さんやコメディカルの方々からそういう雰囲気作ってもらっている感覚もありますので、すごく働きやすいなと思います。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください

私は結構お酒が好きでして、趣味はバーに行くことですね。大人数でワイワイする飲み会もすごく楽しいんですけど、プライベートで行くとしたら1人でちょっとおしゃれな雰囲気なところに行って、いろんなお酒をちょっとずつ嗜みながらバーの店員さんとお話しながらゆっくりする時間を過ごすっていうのが好きな過ごし方です。いろんなお酒を勉強させてもらって、味が分かる人というか、お酒の価値が分かる人間になりたいなと思っています。

今後のご予定をお聞かせください

私自身は消化器に興味ありますので、消化器内科か消化器外科科に進む予定です。どちらに進むかはまだ決めてないですけど、今後この病院のいろんな科をちょっとずつ回れるという良い所を活かして、全部回ってみて、最終的に決めていきたいなと思ってます。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします

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