初期研修インタビュー

2024-12-01

社会医療法人 緑泉会 米盛病院(鹿児島) / 初期研修医 藤浦剛己 先生 (2024年)

米盛病院 (鹿児島)の初期研修医:藤浦剛己先生に、病院の特徴や研修プログラムについてなど、様々なエピソードをお伺いしました。※この内容は2024年に収録したものです。

社会医療法人 緑泉会 米盛病院

〒890-0062
鹿児島県鹿児島市与次郎1-7-1
TEL:099-230-0100
FAX:99-230-0101
病院URL:https://www.yonemorihp.jp/

藤浦先生の近影
名前
藤浦 剛己(ふじうら ごうき)先生
出身
福岡県
出身大学
久留米大学
医師免許取得年度
2024年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

私の両親が医師をしているので、幼い頃から身近に感じる職業でした。最終的に医師になろうと思ったのは高校3年生の時です。両親のかっこいい医師姿は、昔からの憧れでしたので、私も医師を目指そうと思いました。

研修先を米盛病院に決めた理由をお聞かせください。

ドクターヘリに乗る藤浦先生

米盛病院は、今年8月に救命救急センターの指定を受けましたが、これまでも2次救急で「断らない救急医療」というコンセプトを掲げ、鹿児島市内だけでなく離島や鹿児島市外からの重症患者も受け入れていました。交通外傷や開放骨折の患者さんも来れば、お腹が痛いなどの患者さんも来るので、内科・外科問わず幅広い症例を診ることができるという魅力が決め手の一つになりました。

あとは、福岡生まれ福岡育ちでしたので、地元から離れたいという気持ちがありました。病院見学に行く中で、米盛病院は直感的に「ここで働くんだろうな」みたいなものを感じ、導かれるように米盛病院に来ました(笑)。

米盛病院へ見学に行ったときの印象はいかがでしたか。

見学した際に救急の先生方とお話をさせていただく機会があり、たくさん質問をさせていただきましたが、病院のことよりプライベートの話の方が多かったんじゃないかなと思います。お話をする中で、人間力というか、魅力的な先生がたくさんいらっしゃる病院だなという印象を受けました。

また、先生方が忙しい中でもちょっと時間を作って話にきてくれて、終わったらまた忙しそうに仕事に戻って行かれる姿を見ると、やっぱり救急にすごく力を入れている病院だなという印象も受けました。
1回の見学で病院全体の雰囲気を知ることって正直すごく難しいですが、先生方の働く姿を見て、ここで働きたいなって思えるきっかけができて良かったです。

実際に鹿児島の生活はいかがですか。また、過ごしやすさはいかがですか。

私は福岡県の福岡市が地元なのですが、九州の中でも都会で、徒歩で天神や中洲に行けるような場所に住んでいたため、そういった生活面での不安は少しありましたね(笑)。ただ、米盛病院も生活するには利便性の良い場所にあるので、特に困っていることはありません。

また、海がとても好きなので、すごく綺麗な海もあるし、自然に恵まれた県だなと思います。ちなみに海が綺麗すぎて、ダイビングのライセンスを取得しました(笑)。

米盛病院での初期研修はイメージ通りですか。

同期の仲間と集合写真

研修をしていてやりやすさはものすごく感じますね。
基幹型の研修病院になって3年目ということもあり、研修医の意見もきちんと聞いてくれて、改善策を講じてくれます。病院の環境もすごく良くて研修室もありますし、大事に思ってくれていると節々に感じます。

研修医の人数については5名という少人数制ですので、同期とうまくやっていけるのかなとか、話が合わなかったらどうしようと思っていましたが無駄な不安でした。

すごく同期にも恵まれて、今となると自分は5人くらいがちょうど良かったのかなと思ったくらいです。仕事でもプライベートでもずっと一緒にいる気がします。

プログラムの魅力はどんな点でしょうか。

米盛病院での研修では、救急がしっかり学べる点が魅力です。
救急科では、研修医がファーストタッチで診て、その後上級医の先生に診療方針のコンサルを行い、フィードバックをもらう。という流れで進んでいきます。

自分が見落としていたことをフォローいただけるので、一症例一症例がスキルアップに繋がっていると実感できます。
また、当院は民間救急ヘリを保有しているので、身近にフライトドクターの働き方が見られる点も魅力です。研修医も上級医と一緒に実際の現場に出動できるので、とても刺激を受けています。

初期研修にあたって心がけていることを教えてください。

研修で経験する一つ一つの症例を大切にすることを心掛けています。
学生時代の先輩と話す中で、本や論文を読んで勉強している先生がすごく多いと聞き、勉強面で不安を感じていた時期がありました。

そんな時、当院の先生から「本や論文から入るのもすごくいいけど、自分が診た患者さんの疾患や症状などから広げて勉強していくのもすごく勉強になる」とアドバイスをいただき、患者さんの対応に追われる忙しい日もありますが、改めて日々の研修を大切にしようと感じました。

今後のライフプランのご予定をお聞かせください。

自分はやっぱり患者さんを診るのが好きなので、これから臨床医に向かっていくんじゃないかなとは思っています。今のところは救急科の専門医を取る予定で、その後サブスぺで何を取るかを迷っているところです。

米盛病院でも救急科の専門医は取れますし、すごく居心地もいいので3年目も残る選択肢も考えています。あとは、自分が久留米大学出身なので母校に帰るという選択肢もありますし、地元の福岡市内で働いてもいいなとか、ぼんやりと考えているところです。

私は海が好きなので、ゆくゆくは離島とかで診療所をやって、島の人たちを診るのもいいなとも思っているので、救急対応をしっかり学んでいきたいと思います。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

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