女性医師連載

2022-03-31

深谷赤十字病院 | インタビューが繋ぐ全国で活躍する女性医師

インタビューが繋ぐ全国で活躍する女性医師。深谷赤十字病院でおうかがいしました。勤務内容や1日のスケジュール、家庭と仕事の両立など、女性医師ならではの声が聞けるインタビューです。

プロフィール|profile

  • 伊藤博先生

    伊藤 博先生

    深谷赤十字病院 院長

      • 千葉県柏市出身
      • 1981年千葉大学を卒業
      • 1982年大宮赤十字病院(現 さいたま赤十字病院)勤務
      • 1983年松戸市民病院 勤務
      • 1984年八日市場市立病院 勤務
      • 1985年千葉県立がんセンター 勤務
      • 1991年千葉大学医学部第一外科助手 就任
      • 1994年米国コロンビア大学に在外研究員として留学
      • 1995年米国マウントサイナイ医科大学に在外研究員として留学
      • 1997年千葉大学医学部第一外科に講師として帰任
      • 2002年千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学助教授(准教授)に就任
      • 2005年深谷赤十字病院に副院長として着任
      • 2013年深谷赤十字病院院長に就任
      •  
      • 日本外科学会認定医・専門医・指導医・特別会員、日本肝臓学会専門医・指導医、日本肝胆膵外科学会名誉指導医・評議員、日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医、・専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・日本臨床外科学会代議員・評議員、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、身体障害者福祉法第15条指定医(肝臓機能障害)など。

目次|contents

医師を目指したきっかけと研修病院選び・専門選び

座談会の様子

座談会の様子

深谷赤十字病院の特徴はどのようなものですか。

伊藤当院は埼玉県北部で唯一の公的な総合医療機関です。病院の機能として、三次救急、地域がん診療連携拠点病院、地域災害医療センター、地域医療連携拠点病院、地域周産期母子医療センターを持っています。そのような政策医療を担っている病院は県の北部にはほかにないので、当院が中心的な役割を果たしていることになります。

初期研修の人気の秘密はどのようなものですか。

伊藤私が着任した17年前、当院に初期研修医はいませんでした。それが数年前からは各学年8人ずつがフルマッチし、16人で初期研修を行っています。ゼロからここまでになったのは私の自慢の一つですね。当院は東京の都心部から70km離れており、どの大学からも1時間以上かかります。東京都内や近郊の病院に比べれば初期研修医を集めるのは何倍も大変なのですが、その努力をしてきたつもりです。人気の秘密としては症例や手技の機会の豊富さでしょうか。

深谷赤十字病院を選んだ理由はいかかでしょうか。

中島私は東京出身なのですが、新型コロナウイルスの影響で、東京の病院に見学に行っても、通常業務があまりできていない印象を受けたんです。それで埼玉県や東京以外の関東圏で病院を探しました。そして、三次救急の市中病院という点に惹かれ、当院を選びました。

加藤私は奨学金の関係もあり、地元に近く、幅広い範囲の地域医療をしている当院で研修することになっていました。奨学金をお借りした以上、深谷の医療に長期間に渡って従事したいという思いもあり、当院にお世話になっています。

石井私も同じく奨学金の関係で、当院で研修させていただくことは決まっていました。それで改めて当院について調べたときに、プライマリな疾患や高度な医療を必要とする疾患だけでなく、医師としての人間性も育んでいける環境であると知って、当院で働いていきたいと思いました。

大島私は地元が深谷市で、通っていた中学校も当院から5分ほどのところにあります。その身近な病院が多くの初期研修医を育ててきたのだということを学生の頃に知り、私も地元に還元できる医師になりたいと思い、当院を選びました。

中島先生・瀧先生・大島先生

中島先生・瀧先生・大島先生

見学に来たのはいつ頃でしょうか。

加藤新型コロナウイルスの影響もあり、見学がなかなか難しかったので、6年生の5月に実習という形で3週間、お世話になりました。そのときは救急診療科で実習させていただき、病院の雰囲気を拝見したのですが、活気があって、地域医療に従事するという先生方の志が高く、症例の豊富さに驚きました。先生方が幅広い症例を診ていらっしゃったのがすごいと思いましたね。

石井私は奨学金の関係で、当院で研修することが決まっていたこともあり、6年生の7月に一応見学に来ました。そのときに当院で働いている研修医の方が「色々なことをさせてもらえるし、先生方も教えようと熱心に接してくださるよ」と言ってくださったんです。それからコメディカルの皆さんもすれ違うときに挨拶をしてくださって、とても明るい雰囲気の病院なんだなと感じました。

中島私も6年生の7月に1回だけ見学に来ました。1年目の初期研修医の先生方がコメディカルの方々や上の先生方にすれ違うときに挨拶をされていたのが印象的でした。コメディカルの方々も含めて、皆でチーム医療ができる病院なのだと感じましたし、ここで研修したいと思いました。

初期研修を振り返っての感想は?

大島期待していた通り、幅広い年齢層の患者さんが来院され、幅広い重症度の疾患を経験させていただきました。今は救急診療部で専攻医として働いていますが、診断が全くついていない状態から治療を始めないといけません。仕事をするにあたって、初期研修での2年間の経験がかなり役に立ったと思っています。私は学生の頃、5年生と6年生のときに当院に実習に来たことがあります。その間は半年ほど空いていたのですが、その半年の間に初期研修医の先生がものすごい勢いで成長しているのを目の当たりにしたんです。その感動もあり、当院を選びました。その先生の成長に比べると、私はまだまだですね(笑)。今も苦しんではいますが、良い研修をさせていただけました。

伊藤私はずっと皆さんの成長を見ていますが、初期研修1年目と2年目では全く違います。初期研修医は砂が水を吸収するように、色々な疾患を経験しながら成長していきます。そして2年次になると医師としてはもちろん、2年次としての立場がそうさせるのかもしれませんし、下が入ってくることから「下に教える」という自覚も出てくるようですね。

ほかの病院に勤めている友人と話すと、当院の初期研修は自由度が高いと思います。救急外来でも自分で考えた検査や侵襲を伴う検査をさせてもらいましたし、手技などを失敗したときにはバックアップもあり、とても恵まれた環境で色々な研修をさせていただきました。

深谷赤十字病院でのキャリア

石井先生・加藤先生・中島先生

石井先生・加藤先生・中島先生

深谷赤十字病院での初期研修で勉強になっていることはどのようなものですか。

加藤私は小児科を志望していて、来年度は小児科の専攻医研修を始めることもあり、今も小児科を回らせていただいています。2年目になると、小さな赤ちゃんへの手技から様々な疾患まで、さらに色々なことを経験させていただくようになりました。将来、携わる科だということもあり、一つ一つの症例が身になり、勉強になるのが有り難いです。

石井勉強することが多すぎて、これというものがありません(笑)。一番印象に残っているのは患者さんにきちんと会いに行く大切さを学んだことです。毎日、患者さんと直接お話しすることで、治療も変わるし、勉強すべきことも変わります。色々な先生方から教わったことですが、その大切さを日々の診療で実感しています。

中島当院は当直回数が少し多いんです(笑)。その当直ではファーストタッチをさせていただけるのですが、それは自分が成長できる手段です。何をすればいいのかを自分で考え、それを実行するときに、学生時代とは違って、医師として任せていただけていることを実感できています。

伊藤当院は症例も豊富で、手技もかなりのことが経験できます。手技に関しては上級医の指導のもとに「これをやってはいけない」というラインを決めています。でも、一番強調したいのは石井先生が言ったような、患者さんのところに足を運ぶという態度や習慣づけです。初期研修の3要素である知識、技能、態度・習慣の中で、やはり態度・習慣は臨床医としての最初の2年間で身につけるべき最も大切なことだと思います。医師が経験を積み、偉くなってくると、裁量権も大きくなり、態度・習慣が疎かになる場合もありますので、最初に身につけるべきなんです。患者さんのもとに足を運ばず、データだけを見て、「やっといて」と言う医師になってほしくないので、その態度・習慣づけは強調していることですね。それからコメディカルのスタッフとのコミュニケーションです。そのあたりが段々と横柄になってくる医師もいるので、初期研修の2年間で身につけてほしいです。

抄読会は今も行われているのですか?

伊藤抄読会は私が副院長になり、臨床研修の担当を始めたときから10年以上続けていますが、新型コロナウイルスの感染が拡大してからは月によっては中止しています。英語の論文を読むことも態度・習慣だと思います。学生時代は国家試験の受験勉強にマニュアル的な本を使ったかもしれませんが、医師としてはアカデミックマインドを身につけることが大切です。市中病院ではどうしてもそのあたりが疎かになりがちです。日々の診療に追われると「こういうときはこうすればいいんだ」とパターン化してしまうんですね。もちろんそれは重要ですし、それで成長もしますが、視野を広げて「なぜ、これをするのか」と考えることも必要です。抄読会には初期研修医が全員参加するわけではないのですが、そのときに彼ら、彼女たちに話を聞き、皆がきちんと研修できているかを確かめたり、皆の要望を聞いたりする機会にもなっています。

加藤英語の論文を読む機会はなかなかありませんし、自分から探しにいかないといけないのですが、抄読会で英語の論文を読むと「こんなことが英語で書かれているんだ」と考えるきっかけになっています。1カ月に1回、院長先生にお会いできるのも楽しみです。

石井抄読会は英語の論文に触れられる貴重な機会です。院長先生が毎回「研修どう」と聞いてくださり、私たちのことを気にかけてくださっているのが有り難いです。

中島英文を読む機会もそうですし、英文を読んで、それをまとめて発表するのが難しいなと感じています。読むだけではなく、ほかの人に対して、分かりやすく発表することも勉強になっています。

瀧先生・大島先生

瀧先生・大島先生

救急科を選んだ理由はどのようなものですか。

初期研修で救急診療科の前に外科を回ったときには外科医を目指そうと思ったのですが、救急診療科を回ってみて、考えが変わりました。外科の院長先生には申し訳ないです(笑)。当院の救急診療科では他科に比べて、初期研修医が診断のために必要な検査や治療方針を決めたり、患者さんのご家族に話をするなど、裁量権が大きいんです。回ったときにとても楽しかったですし、外科のようにお腹を開けたり、縫ったりもできるので、救急科を専攻することにしました。また、救急科では主治医制ではなく、チーム皆で診るというチーム制であることも良かったです。将来はワーク・ライフ・バランスのライフの部分が大事になってくるかもしれないので、チーム制の救急科は働きやすいのかなという邪な気持ちもありました(笑)。

大島私はもともと整形外科志望で、本当に直前まで専攻医研修では整形外科に行こうと思っていました。でも、折角この2年間で色々と経験させていただいたのに、整形外科に行ってしまうと、胸腔ドレーンを入れたり、腰椎穿刺をしたりといった手技ができなくなると言われたんです。整形外科の中には全身管理が苦手な先生もいらっしゃると伺い、私は骨盤骨折や大量出血、外傷などに興味があることもあって、全身管理を自分の中に定着させてから整形外科に進むなら進もう、まずは救急科にお世話になろうと決めました。

伊藤二人とも救急科を選んで、結果的には良かったです。女性の救急医がいることに期待していた部分もあったので、二人が救急科を選んでくれたのは本当に嬉しいです。瀧先生は深谷市の奨学生だったこともありますが、救急科ではスムーズに研修できます。外科だとどうしても大学とのタイアップになり、ほかの病院で研修しないといけないこともあります。ちょうど結婚するタイミングでもあったので、彼女なりにワーク・ライフ・バランスを考えた結果でしょうね。大島先生は整形外科だと聞いていたので、どこかの大学で専攻医研修をするのかと思っていました(笑)。でも大島先生は深谷市出身で、地元で生まれ育った人が救急科の専攻医として当院に残ってくれたのだから、これほど有り難い話はありません。最近の整形外科は細分化してきており、手術は固定手術中心で、救急疾患を診ない医師が増えてきました。彼女はそうではなくて、骨折などの外傷を診る整形外科医を目指していたので、彼女の希望とマッチする形で当院の救急診療科を選んだんでしょうね。しかし、将来どの道を行くにしても、当院で救急科の専攻医研修をしたことが必ず役に立ちます。何しろ色々な疾患を診られることが当院の特徴だからです。当院で初期研修をして、都内の大学病院や大病院で後期研修、専攻医研修をした人は皆、都内の病院は疾患が偏っていると言ってきます。当院の救急診療科の医師がよく「都内のどの病院が虫に噛まれた患者さんを診るんだ」と言っていますが、都内だと破傷風を診た経験のある医師は少ないでしょうね。確かに数km圏内にいくつも大病院があれば棲み分けになるのは当然ですが、当院は広い地域の患者さんを診ていますので、疾患のバラエティは都内の病院よりも圧倒的に豊富です。

深谷赤十字病院での専攻医研修で勉強になっていることはどのようなものですか。

大島救急搬送の電話が来るところから対応させていただいているので、当院がいかに広い地域を管轄しているのかがよく分かりました。20分も30分もかけてやって来る救急車をうまくさばいていかなくてはいけないというのは勉強になります。そして、病院にかかる機会があまりなかったり、農業などのお仕事が忙しかったりする患者さんの特徴や地域性を考えながら診療していくことの大切さを学んでいます。

私は2021年3月から2022年1月まで育児休暇を取得し、2月に復職しました。育児休暇中に初期研修の2年間で学んだことを全て忘れてしまい、それを取り戻すところから始めたんです(笑)。今は少しずつ慣れてきたところですね。初期研修では患者さんのご家族とお話しすることが苦手だったし、自分が言った一言で患者さんがショックを受けることもあったりするので、今も言葉遣いや表現の仕方などを悩みながら勉強しています。

女性医師の活躍はいかがですか。

伊藤医学部に入学する女子学生が4割という状況ですので、女性の活躍なしでは医療を支えることはできません。こういう東京から離れた場所でも女性医師が増えてきて、活躍してくれるのは病院にとっても有り難いですし、ますます期待したいところです。それに伴い、瀧先生のように出産や子育てに直面する医師も増えてきましたので、そうしたライフイベントを支える体制を可能な限り作っていきます。もともと日本赤十字社はブラック企業の対極なんです(笑)。働きやすさに関してもきちんとしないといけない企業なので、国の基準からしても手厚い方だと思います。産前産後の休暇、育児休暇制度は当然として、短時間の常勤制度もあります。就業制度にしても、ほかの企業よりもしっかり休めるようになっています。

加藤先生・石井先生

加藤先生・石井先生

先輩たちを見ていかがでしょうか。

加藤お二人の先輩方が救急車の電話を受けるところから初期対応をして、治療方針を決めてというところまでをかっこ良く進めていらっしゃるのを見て、卒後3年目でこんなに働けるのはすごいなと思って、尊敬しています。

石井お二人とも本当にかっこ良くて、2年後にあんなふうになれるのかなと思っています。お二人の良さを吸収したいので、動いている姿を盗み見させていただいています(笑)。

中島私は11月から1月まで救急を回っていたのですが、やはり女性医師が現場にいると雰囲気が柔らかくなるなと感じました。救急の男性の先生方は厳しい印象もあるので(笑)、そういう面でも心強かったです。

加藤瀧先生みたいにお子さんを産んでも働いている先輩方を見ると、「この病院ではこういうふうにサポートしてもらえて、こういうふうに働けるんだな」と分かりますし、ライフプランの先輩としても参考にさせていただいています。

今後はどちらの科にいかれるのでしょうか。

加藤私は小児科を選びました。小児科を選んだ理由は色々とあるのですが、一つは奨学金をお借りしているので、この地域に何を還元すべきかを考えると、瀧先生が進まれた救急科か、周産期医療を支える小児科が候補に挙がり、小児科に決めました。しっかりした小児科があることで、子どもを産み、育てやすい地域になるといいなと思っています。専攻医研修1年目は埼玉県立小児医療センターにお世話になります。そこで高度な医療を学び、深谷に還元したいです。

伊藤周産期医療は救急と同様、採算が取れにくいので、民間病院はなかなか手を出しづらいため、当院のような公的病院が担うべき領域です。儲からないからと潰すわけにはいかないですし、そのために医師を確保しないといけません。加藤先生がそういう道を考えていると言ったので、私は二つ返事で大賛成と言いましたよ。しかも埼玉県立小児医療センターを第一志望として、そこで学びたいという志もあり、あちらの院長先生もそれを分かって引き受けてくださったので、安心しています。きっと成長して、当院に戻ってきてくれるはずです。

専攻医のお二人の今後のキャリアプランをお聞かせ下さい。

大島救急の専門医を取れたら、このまま救急で行くのか、整形外科に行くのかを決めていくつもりです。まずは救急の専門医を取ることが目標ですね。

私も目標はまだふわっとしています。奨学金の義務年限が10年あるので、10年の間に救急の専門医を取り、外傷やアルコール中毒といったことを勉強したいと思っていますが、その先は未定です。

仕事とプライベートの両立

休みの日はどのようにお過ごしですか。

伊藤こっそり何をしているのか分かる、危ない質問だな(笑)。

加藤運動をしたいなと思っているので、感染に注意しながらジムで運動しています。平日はなかなか行けないので、土曜日や日曜日に行っています。

日赤の各病院には部活動があり、私はバレーボール部に所属しています。コロナ禍になる前は全国大会もあり、大阪に行ったことがあります。豪華なホテルを貸し切って宿泊し、有名な高校のブラスバンド部の演奏も聴きました。その旅費なども全て出していただいたので、日赤すごいなと思いました(笑)。

伊藤日赤は笑えるぐらいスポーツが盛んで、女子バレーボールのほかに、軟式野球、硬式テニス、軟式テニス、卓球、フットサルなどの大会をしています。当院が所属する東部ブロックには22病院がありますが、ここで優勝、準優勝すると全国赤十字スポーツ大会に出られます。ほかのブロックは北海道、東北、中部、関西、中四国、九州で、これらが持ち回りで全国大会を開催します。瀧先生が出場したのは関西ブロックで開催された年だったんですね。当院の女子バレーボール部は強豪で、東部ブロック大会3連覇中です。私たち幹部も応援に行くのを楽しみにしていたのですが、コロナ禍で中止になっているのが残念です。そうすると、楽しさを忘れた人たちからは「カネもかかるし、無駄だ。この機会に見直そう」という意見が出るのですが、私は存続させるべきだと院長連盟で話したりしています。

石井私はスイーツを食べるのが好きなので、病院の近くで美味しいスイーツ屋さんを探しています。いいお店も既に見つけました(笑)。

中島コロナ禍ですので、遠出は難しいですが、東京の実家に帰ったりはしています。車を持っていないので、電車なのですが、新宿まで一本で出られるのは便利です。

大島私はインドア派でしたが、最近、車を買ったので、ドライブに出かけることもあります。ここからだと秩父には行きやすく、紅葉を見に行ったりしました。綺麗でしたね。

  • 中島先生の1日のスケジュール
  • 石井先生の1日のスケジュール
  • 大島先生の1日のスケジュール
  • 瀧先生の1日のスケジュール

深谷赤十字病院の働きやすさ・福利厚生

伊藤院長

伊藤院長

働き方改革の進み具合はいかがでしょうか。

伊藤国で決められていることですので、副院長を中心に整備しているところです。働き方改革にあたり、多くの人が問題にしているのが960時間や1300時間といった労働時間です。しかし、私は本当の意味での働き方改革とは労働時間ではなく、働くうえでのストレスや負荷となる要因を一つ一つ改善していくことだと捉えています。医師であれば、業務の負担の軽減です。例えば医師が行わなくてもいいような事務作業のための補助要員を増やすなどですね。そこで当院では定員を積極的に増やしています。私はかつてIT担当の副院長だったのですが、真っ先に取り組んだのが患者さんの保険の書類や証明書といったものを管理するソフトの導入でした。導入コストはかかりましたが、これで医師の時間外労働が減れば良いのです。以前は診断書を書くために1時間、2時間の残業は当たり前で、それが無駄な時間とは言いませんが、なるべく少なくしたかったので、IT化できるところはIT化していきました。電子カルテ導入の旗振り役も私でした。紙カルテに慣れていたベテラン医師は反対で、色鉛筆で綺麗に書かれた温度板を目の前に持ってこられたこともありましたが、「5年後、10年後の人のために電子カルテが必要なんです」と半ば強引に入れました(笑)。医師をはじめ、医療職には患者さんがいる限り、必要な行為があり、テレワークできるものではありません。私たちができることは環境改善しかないので、これが働き方改革に繋がればと考えています。

深谷赤十字病院で取り組んでいることはどの様なことでしょうか。

伊藤院内保育所などの環境整備には力を入れています。当院は2017年に埼玉県で制定している「多様な働き方実践企業認定制度」でプラチナプラスの事業所に選ばれました。当院がプラチナプラスに選ばれたときは3000社近い事業所の中で4事業所だけだったんですよ。そして、2021年にそれを更新したところです。また、深谷市からも「深谷市女性活躍等推進事業所認証制度」の第1回の認定を受けています。こうした認定に恥じないよう、これからも取り組んでいきます。医師はチーム医療でのリーダー的な存在ですので、女性医師が増えてくれば、全体的な雰囲気も変わりますね。

私も院内保育所を利用しています。今は18時までお願いしていて、18時に迎えに行くのが難しそうだったときは19時まで見てもらったこともあります。

伊藤院内保育所は普段は24時間体制ではないのですが、週に1日だけ24時間体制の日があります。

皆さんのお住まいはどのような感じでしょうか。

中島病院の近くで一人暮らしをしていますが、家賃の補助が出るのは嬉しいです。家賃補助を含めると3万円ほどで1LDKに住めるのは東京育ちとしては驚いています(笑)。

伊藤そこか(笑)。私もアパート暮らしですが、皆さんと同じ額の3万円の補助をもらっています。さらに5万円ほど手出しすると、駐車場付きで3部屋ぐらいあるところに住めます。このあたりだとそれが普通ですね。給与と支払いのバランスという意味では実収入の良い病院ではないかと思います。

院長先生からのメッセージ

伊藤院長

伊藤国が定めた初期研修の本当の意味合いはコモンディジーズに対するプライマリケアを2年間でしっかり学べというものですが、一方では一種のモラトリアム期間をもらったわけだから、初期研修終了後に専攻したい診療科を迷っているのは悪いことではありません。そのために当院では他院では珍しい整形外科、脳神経外科、泌尿器科、眼科、形成外科といった、いわゆるマイナー科も幅広く回れるプログラムにしています。色々な科に接する機会が多いぶん、悩みもあるのでしょうが、それはそれでいいのです。専門医制度が始まってから、初期研修の2年間は実質的には1年半になってしまいましたが、その間に次の方向を定めてもらえればいいですね。この専門医制度ができたときに、初期研修2年目の4月に専攻医研修の内定を出し、青田買いをした病院があります。これをすると、「どうせ何科に行くのだから」と初期研修が上辺だけのものになりかねません。そういったことが指摘され、2年目の11月頃に試験となれば、1年半は初期研修ができ、残りの半年で専門研修ができるので、悪くないですね。当院の専攻医研修の目標はやはり専門医を取得することです。それが次に続く人たちのロールモデルとなります。救急科で言えば、大学病院よりも領域や症例数が圧倒的に多いはずなので、それが当院のアドバンテージですね。今、当院にはまだ3つの専門研修プログラムしかありませんが、このプログラムを選んだ以上は頑張っていただいて、一般病院でもきちんと専門医が取れるのだということを示してほしいと願っています。

メッセージ動画

病院アピール

概要

  • 病院外観
  • 名称深谷赤十字病院
    所在地〒366-0052 埼玉県深谷市上柴町西5丁目8番地1
    電話番号048-571-1511 (代)
    開設年月昭和25年11月1日
    院長伊藤 博
    休診日土曜日、日曜日、祝日、創立記念日(11月1日)、
    年末年始(12月29日~1月3日)
    病床数474床(一般468床、感染症6床)

診療体制

診療科目・部門

内科/血液内科/腎臓内科/精神科/脳神経内科/消化器科/循環器科/小児科/外科/乳腺外科/呼吸器外科/整形外科/形成外科/脳神経外科/心臓血管外科/小児外科/皮膚科/泌尿器科/産婦人科/眼科/耳鼻咽喉科/麻酔科/放射線治療科/放射線診断科/緩和ケア外科/歯科口腔外科/病理診断科/救急診療科

認定・指定一覧

    • 健康保険法指定病院
    • 更生医療指定病院
    • 国民健康保険法指定病院
    • 養育医療指定病院
    • 労働者災害補償保険法指定病院
    • 救急指定(第三次)
    • 母体保護法による指定病院
    • 急性灰白髄炎患者医療指定病院
    • 生活保護法による指定病院
    • 骨髄バンク認定病院
    • 性病予防法による指定病院
    • 救命救急センター
    • 身体障害者福祉法による指定病院
    • 地域災害拠点病院
    • 結核予防法指定病院
    • 地域周産期母子医療センター
    • 育成医療指定病院
    • 第二種感染症指定病院
    • 地域がん診療連携拠点病院
    • 地域医療支援病院

学会認定

    • 日本内科学会認定医制度教育関連病院
    • 日本血液学会認定血液研修施設
    • 日本血液学会認定専門研修認定施設
    • 日本消化器病学会認定施設
    • 日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設
    • 日本消化器外科学会専門医制度修練施設
    • 日本循環器学会循環器専門医研修施設
    • 日本心血管インターベンション治療学会研修施設
    • 日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設
    • 日本整形外科学会専門医制度研修施設
    • 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医関連教育施設
    • 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
    • 日本麻酔科学会麻酔科認定病院
    • 日本小児外科学会埼玉医科大学病院専門医制度教育関連施設
    • 日本臨床細胞学会認定施設
    • 日本脳神経外科学会専門医研修プログラム研修病院
    • 日本神経学会専門医制度教育関連施設
    • 日本ペインクリニック学会認定医指定研修施設
    • 日本形成外科学会教育関連施設
    • 日本大腸肛門病学会認定施設
    • 日本臨床腫瘍学会認定研修施設
    • 日本周産期・新生児医学会専門医暫定認定施設
    • 日本がん治療認定医機構認定研修施設
    • 薬学生実務実習受入施設
    • 日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修施設
    • 日本外科学会外科専門医制度修練施設
    • 臨床研修病院(医科:基幹型及び協力型)(歯科:協力型)
    • 日本救急医学会救急科専門医指定施設
    • 日本外傷学会外傷専門医研修施設
    • 日本消化管学会胃腸科指導施設
    • 日本静脈経腸栄養学会NST稼働認定施設
    • 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会ストーマ認定施設
    • 日本口腔外科学会認定准研修施設
    • 日本病理学会研修登録施設
    • 認定臨床微生物検査技師制度研修施設
    • 日本肝胆膵外科学会認定肝胆膵外科高度技能専門医修練施設(B)
    • 日本熱傷学会熱傷専門医認定研修施設
    • 日本看護協会特定行為研修協力施設
    • 日本皮膚科学会認定専門医研修施設
    • 呼吸器外科専門医制度研修連携施設認定
    • 日本透析医学会教育関連施設
    • 日本腎臓学会研修施設
    • 緩和医療専門薬剤師研修施設
    • 浅大腿動脈ステントグラフト実施施設
    • 日本脳卒中学会一次脳卒中センター
    • 日本脳卒中学会認定研修教育施設
    • 日本医学放射線学会画像診断管理認証施設
    • 日本腹部救急医学会腹部救急認定医・教育医制度認定施設