足立先生
医師を目指したきっかけをお聞かせください。
足立高校生物で人体について勉強した時に面白いと感じました。人間の体の中が構造がどのようになっているのか、どういう仕組みで生命が維持されているのかをもっと学習したいと思いました。当時の高校の生物の先生にどの学科の大学に行けばいいだろうかと相談したところ、医学部医学科でしょうと言われたのがきっかけです。
学生時代に思い出に残っていることはどのようなことですか。
足立大学というところは勉強に終始するところだというイメージを持っていて、とにかく勉強するんだろうなと思っていたのですが、高校時代よりも自分で使えるお金や時間が増えたので、友人と遊んだり、部活動に打ち込んだりすることができました。部活動では水泳部に入っていました。小さい頃から水泳をしていたので、その延長です。西医体にも出場しましたし、楽しく過ごしていました。
病院の特徴はどのようなものでしょうか。
足立1915年に創立された、歴史のある病院です。鳥取県庁やとりぎん文化会館(鳥取県民文化会館)に近く、鳥取市内の中心部にあります。内視鏡センター、頭頸部外科センター、リウマチセンター、口腔ケアセンターなどが揃っており、地域の方々から信頼されている病院です。
初期研修で鳥取赤十字病院を選ばれたのはどうしてですか。
足立コモンディジーズを診る機会が多いところに惹かれたからです。初期研修ではよくある疾患を多く経験したいと思っていたので、鳥取赤十字病院を選びました。
見学での印象はいかがでしたか。
足立大学6年生になる直前の春休みに1回目の見学に来たので、遅い時期ですね(笑)。そのときに先生方が診療科の垣根を超えて会話をされている風景を拝見して、いいなと思ったことも当院を選んだ理由の一つです。
鳥取赤十字病院での初期研修はイメージ通りですか。
足立イメージ通りで、研修しやすいです。救急車当番が月に3回程度あるのですが、当番の日は救急車のファーストタッチをして各科へコンサルトします。コンサル後にその科でどのように治療が進んだか、ファーストタッチの時に他に考えておくべきことがあったかなどのフィードバックを聞きに行きやすい雰囲気で、大変勉強になります。
初期研修のプログラムについてはいかがですか。
足立1年目では必修科を回っていきます。その必修科を回る順番は自分たちで決めてよく、1年目の研修医同士で話し合いながら研修を組んでいくのですが、希望が被ったらじゃんけんになります(笑)。そのため、かちっと決まったプログラムではなく、希望通りのプログラムを組むことができ、研修したいことをさせていただくという雰囲気がある一方で、1年目は必修科がほとんどなので、1年の間に基本的なことができるようになることが特徴です。
プログラムの自由度は高いですか。
足立高いと思います。回らないといけない期間が4週間などと決まっている診療科はその期間を必ず回らないといけないのですが、必修ではない診療科だと2週間や3週間といった期間でお願いすることも可能です。また、内科は必修科ですが、内科の中での組み合わせに関しては途中で変えていただくこともできました。
コメディカルの方々とのコミュニケーションはいかがですか。
足立1年目の春先はどなたに話しかけていいのか分からない状態だったのですが、看護師さんが積極的にコミュニケーションを取ってくださったので、少しずつ会話ができるようになりました。今ではコメディカルの方々と仕事の話はもちろんですが少し手が空いている時(エレベーターの中など(笑))に仕事以外の話もしたりして、楽しく働けています。そういうときに少しお話ししておくことで、必要なときに治療などの真面目な話ができたり、質問しやすくなるように感じます。薬で分からないことがあって、薬剤師さんに電話しようか、どうしようかというときでも、薬剤師さんと話したことがあれば電話も怖くないし、質問してみようという気になります。一方で、私自身も怖い人だと思われないように、とにかく元気に挨拶することを心がけています(笑)。当院のコメディカルの方々は本当にいい方ばかりで、いつも助けてくださるので、研修医が動きやすく、働きやすい病院です。これは見学に来る医学生の皆さんにいつも推していることでもあります。