病院の特徴は?

インタビューの様子
出井当院の診療科は34科を数え、地域の中核病院として、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院等に指定されています。職員数も約1,300人と多いですが、皆で助け合いながら診療にあたっています。
初期研修での人気の秘密は?
香河私は内科志望なのですが、内科の診療科が充実しており、先生方からのフィードバックもしっかりいただけて、研修体制が整っているところが人気の秘密なのかなと思っています。
出井 尚美(いでい なおみ)
先生
1974年に鹿児島県鹿児島市で生まれ、宮崎県内で育つ。
2001年に広島大学を卒業後、広島大学附属病院で初期研修を行う。
2003年に中国労災病院内科(循環器)、2005年に済生会広島病院循環器科、2006年に広島大学附属病院第一内科(現 循環器内科)に勤務する。
2007年に広島大学大学院に入学する。
2007年に第一子を出産する。2010年に第二子を出産する。
2011年に広島赤十字・原爆病院循環器内科に勤務する。
2012年に広島大学大学院を修了する。
2013年から2014年まで、夫の転勤に帯同のため離職する。
2015年に広島赤十字・原爆病院循環器内科に勤務する。
2022年に広島赤十字・原爆病院循環器内科副部長に就任する。
日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本医師会認定産業医、心臓リハビリテーション指導士など。
インタビューの様子
出井当院の診療科は34科を数え、地域の中核病院として、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院等に指定されています。職員数も約1,300人と多いですが、皆で助け合いながら診療にあたっています。
香河私は内科志望なのですが、内科の診療科が充実しており、先生方からのフィードバックもしっかりいただけて、研修体制が整っているところが人気の秘密なのかなと思っています。
インタビューの様子
梶原父が開業医だということもありますが、小学生のときに国境なき医師団の話を聞き、それに憧れて、医師を目指すようになりました。
香河私も父が医師です。父は勤務医なので、働いている姿を見たことはないのですが、電話などで対応しているところを幼い頃からずっと見てきて、その姿に憧れたというのがきっかけです。
出井私は高校時代に理系のクラスに進んだときに、周囲に医師を志す人が多かったので、私も自然と医師を目指すようになりました。やはり友人の影響が大きかったかもしれません。高校では、医学部に進学した卒業生の話を聞く機会が設けられていたため、卒業生の方々からの影響も受けていると思います。
香河私は卓球部に入っていて、5年生まで活動を続けていました。部内の人たちとの仲がとても良かったので、週末にはちょっとした遠出をしたり、楽しい思い出が一杯あります。西日本医科学生総合体育大会にも旅行気分で出場していました(笑)。
梶原私も部活動の思い出が大きいです。私は弓道部に入っていました。大所帯の部活動でしたが、皆でレクリエーションを行ったりなど、良い思い出になっています。
梶原広島には縁もゆかりもなかったのですが、見学した際に指導医の先生方がとても優しく、丁寧に指導されており、研修医の先生方も活気に溢れ、皆で仲良く切磋琢磨しながら研修していらしたので、そういう先生方の姿を見て、私もこんなふうに研修できたらいいなと思い、当院を選びました。
香河当院は総合医局制で、先生方と研修医が同じ部屋にいます。そのため、先生方に質問するときも話しやすい環境であるところに惹かれました。
香河研修医の先生方と私自身の雰囲気が合っているなと感じ、これも当院を選んだ理由になりました。
香河先生の研修風景(放射線診断科)
香河イメージ通りですね。先輩の先生方との雰囲気が合っているだけでなく、後輩の研修医も私と似たような穏やかな雰囲気の人たちが多く、過ごしやすいです。指導医の先生方ともお話ししやすく、仲良くなって、食事に連れていっていただいたりもしているので、当院で研修できて良かったです。
梶原同期は男性しかいないのですが、皆が優しいですし、先輩方もとてもかわいがってくださっています。指導医の先生方も話しかけるととても優しくご指導くださり、プライベートでも仲良くさせていただいて、雰囲気の良い病院で研修できて良かったです。
香河自由度が高いことが特徴です。1年目は必修科が主であるため変更できないのですが、2年目はほぼ自由なプログラムとなっています。内科系に進むにせよ、外科系に進むにせよ、それぞれの道に沿って、自分に必要な診療科を好きなように選択し、回る順番も自分で選択できるところが魅力です。
梶原私はまだ1年目なので、内科系から3科を選択し、自由選択を1科できるというプログラムで研修しています。1年目の特徴は一つの内科を2カ月間、回れることです。1カ月のみでは環境に慣れるだけで終わってしまうし、短すぎると感じそうですが、2カ月回れることで、その診療科のことをしっかり学べるのが良いなと思っています。
香河精神科と地域医療が院外での研修になります。私は精神科の研修で瀬野川病院に行ってきました。私たちはポリクリの期間がコロナ禍だったので、精神科を全く回れなかったのですが、瀬野川病院の研修では、閉鎖病棟もある中での患者さんとの接し方など、初めて学ぶことが多く、とても勉強になりました。地域医療の研修はこれからなのですが、梶川病院に行く予定になっています。
香河私は腎臓内科に進むことにしたので、外科系の診療科や産婦人科、小児科に関わることやそれらの診療科の患者さんと接する機会はかなり減ってくると思います。そのため、初期研修では将来あまり関わらない診療科をきちんと回り、様々な症例や患者さんとしっかり向き合っていきたいという意識を持つことを心がけています。
梶原私はまだどの診療科に進むかを決めていないので、回った全ての診療科で積極的に研修を行い、将来の進路を決めていきたいです。また、進路決定後に回った診療科でも、そこで学んだ知識を将来に役立てられるように、一日一日を大事に過ごそうと考えています。
梶原先生の研修風景(採血研修)
梶原毎日の診療の中で、検査の見方や解釈の仕方が診療科ごとに異なり、先生方によって患者さんへの接し方も異なってきますので、良いなと感じたことを取り入れるようにしています。
香河国家試験に向けて全ての分野を勉強したはずなのに、やはり臨床の場に出ると視点が変わってきます。国家試験での知識を上乗せするように、臨床の現場での知識を増やしているところなので、とても勉強になっています。
香河私は既にほぼ全ての内科系診療科で研修をしたのですが、些細なことでも質問するといつも優しく教えていただいています。それに加えて、「こういうふうに診ていくと分かりやすいよ」などとアドバイスしていただいたり、手技なども頻繁に経験させていただいているので、とても有り難いです。
梶原先生方は忙しくされているのに、質問にきちんと答えてくださるし、当直のときも丁寧にご指導くださり、本当に有り難いです。
出井2人とも循環器内科を回ってくれて、私たちが診療をするにあたっても非常に助かりました。循環器内科には様々な手技がありますが、2人はすすんで手技にも携わってくれました。残って勉強する姿もよく見かけますし、すごい人たちだなと思っています。
出井当院はコメディカルの方々と多職種で診療にあたることが多い病院です。循環器内科ではカテーテルの手技はもちろん、例えば心不全の患者さんの退院に向けて、心不全を再発させないためにどうしていくかなど、看護師さんをはじめ、様々なスタッフと相談しながら決めていきますので、そういう意味では多職種と関われる、良い病院だなと思います。
香河私たちが一番多く関わるのが救急外来の看護師さんです。手技や点滴などに慣れず、戸惑ってしまうときもあったのですが、すぐに手伝ってくださったり、私たちのことをよく気にかけてくださって、本当に有り難かったです。皆さんのお蔭で、とても心強い気持ちで当直に入れています。
梶原コメディカルの方々と関わる機会は多いですね。今は消化器内科を回っているのですが、腹部のエコーでは診療放射線技師さんがご指導くださっていて、とても有り難いです。初めて回る診療科ではおどおどすることもありますが、看護師さんが優しく教えてくださいます。年齢の近い看護師さんも多いので、食事も一緒に行ったりして、楽しいです。
香河総合医局は先生方との距離が近くて、とても良いのですが、その反面、研修医だけの部屋もあるとさらに良い環境になりそうです。総合医局と研修医室の両方があると嬉しいです。
梶原特に思いつかないのですが、あるとすれば院内が寒いことでしょうか。エアコンがもう少し効くといいですね(笑)。
出井先生の診療風景(循環器内科)
出井学生時代に心電図を毎週、教えてくださる大学の先生がいらっしゃったんです。最初は全く分からなかったのですが、私でも分かるかもというぐらいの自信をつけてくださいました。その教えを受けたことが大きな理由です。また、循環器内科は内科的な面もありますが、ペースメーカーの手術やカテーテルなど、治療が多岐にわたっており、一つのことだけをするのではなく、様々なことができることが魅力でした。後期研修医の頃はとても忙しかったので、私には無理だと感じたこともありましたが、皆さんに助けられながら、何とかここまで続けることができました。今は循環器内科を選んで、本当に良かったと思っています。
出井広島大学では私たちの学年からスーパーローテート制度が始まり、1年間は内科系の診療科、残りの1年間で心臓血管外科などの外科系の診療科を回って、多くの経験を積ませていただきました。
出井中国労災病院は呉市の東部にあるのですが、医療圏が広い病院なので、とても忙しかったんです。もう駄目かなと思う時期もありましたが、同級生がたまたま同時期に中国労災病院にいたので、支え合い、助け合いながら仕事をしていました。広島大学での私の学年は女性が多く、100人中30人ほどが女性でした。女性の同級生とは本当に助け合えますね。
出井医局人事です。当院の循環器内科は九州大学と広島大学の混成だったのですが、広島大学の前教授から「枠が空いているので、どうですか」と声をかけていただき、大学院5年目のときに当院に来ました。
出井一人には絞れないですね。今も上司からももちろん指導していただいていますが、後輩からも教えてもらうことが多く、様々な刺激を受けながら過ごしています。
出井月曜日と火曜日が外来です。当院は血液疾患や免疫疾患の患者さんも多く、薬剤性の心筋症などの症例を診る機会も多いので、かなり忙しい外来となっています。水曜日から金曜日まではカテーテル検査、生理検査、心臓リハビリテーションなど、様々な業務を担当しています。
出井広島県内の総合病院の循環器内科で働く女性医師が少なかったこともあり、どういうふうに働くといいのかが本当に分かりませんでした。それでサブスペシャリティを磨くことよりも、私に続く医師が困らないようにすることや「来ないでいいよ」と言われないようにすることで精一杯でした。そのため、一般的な循環器内科診療を頑張ってきました。
出井患者さんに寄り添うことです。私たちにとっての良いことが患者さんにとっては良いことではないかもしれないので、会話や対話を大事にしながら診療方針を決めています。
出井当院に入職する前に専門医などは既に取得しており、当院に入職したのは大学院の修了間近で、次男が4カ月のときだったんです。当院では子育てしながら頑張って働くことが第一の目標でしたので、実現したキャリアというと一般的な診療だけかもしれません。
出井肩書きだけの副部長です(笑)。でも、後輩が困っているときには手を差し伸べられるようにしたいとは思っています。夜の呼び出しなどを免除していただいているぶん、働けるときに働こうということも意識しています。
出井少ないですね。以前の健診部長は私が済生会広島病院に勤務していたときの上司の奥様でした。お二人ともご実家が遠い中で子育てをしながら働いてこられたというお話を済生会でよく伺っていたので、当院に入職したときに「この先生なんだ。すごいな」とお姿を拝見したことをよく覚えています。
出井忙しい中で、周りの方々に励まされながら仕事を続けてこられました。その済生会の上司以外にも、奥様が医師だという上司が何人かいらっしゃり、その先生方に「頑張って、臨床を続けなさい」と言っていただいたことが支えになっていました。
出井サブスペシャリティをもう少し究められればよかったという思いもありますが、実家も遠い中で、子育てしながら仕事を続けていくということが目標でしたので、その目標に向けて頑張ってきました。
出井ここ数年で救急科の医師数が増え、「断らない救急」を掲げて、多くの救急車を受け入れています。新棟ができて、救急外来も広くなったので、いつも救急車が来て、多くのベッドが使われている状況です。救急科の医師が初期研修医の指導もしてくださっていますし、初期研修には最適の環境ではないでしょうか。
出井当院は50代になると一般的な内科当直からは外してもらえるので、ICU当直を担当しています。40代までは実家が遠いことと夫が単身赴任をしていることもあり、土曜日や日曜日の日直をしていました。当院は医師数が多いので、ICU当直も月に1回ぐらいで、若い医師でも内科当直と合わせて、月に2回ほどです。
香河私たちは月に2、3回です。体制は内科系の指導医1人、外科系の指導医1人、初期研修医1~2人となっています。
香河研修医にもかなり裁量を任せてくださっているので、初診にあたるうえでの検査の入れ方や必要な検査を素早く考える力を身につけてこられたかなと思っています。
梶原私はまだ救急科を回っていないので、分からないことが多くあります。1年目は内科系のローテートがほとんどで、外科系は消化器外科を回ったぐらいなのですが、当直帯だと骨折や外傷の患者さんがいらっしゃるので、整形外科や脳神経外科の先生にレントゲンの見方やラインの取り方などを教えていただいており、それがとても勉強になっています。
ドイツ:ケルン大聖堂にて
香河総合医局の中に研修医ブースはあるのですが、研修医だけの部屋はありません。
出井2007年に長男、2010年に次男を出産しました。2人とも大学院時代に出産したので、半年ずつ休学して、入学から5年目で大学院を修了しました。
出井放課後児童クラブや民間の預かり施設など、利用可能なサービスはもちろん利用してきました。当院には病児保育はないのですが、街なかにある病院ですので、近くに病児保育施設がいくつかあり、それも頻繁に利用していました。それから夕方は習い事をさせたりして、遅めに帰れるようにもしてきましたが、子どもに「寂しいな」と言われることが一番辛かったですね。夫は北九州市に単身赴任していますが、週末に仕事がないと帰ってきて、子どもと一緒に遊んでくれるので、助かっています。
出井広島大学の循環器内科医局には女性の教授が就任し、全国でも珍しいことだと言われています。私も年次が高くなり、院内で医局を回していくうえでの仕事にも就かせていただいたので、診療だけでなく、医師が働く環境なども考えていきたいと思っています。
香河腎臓内科です。初期研修2年目の夏に決め、既に広島大学に入局しました。国家試験に向けての勉強や初期研修で臨床の現場に出る中で「腎臓って、難しいな」と思うことが何度もあり、透析も全く分からなかったんです。進路を決めるうえでは自分の分からないことが多いところに行きたいと思ったので、腎臓内科を選びました。先生方の雰囲気が良かったという理由も大きいです。専攻医研修は県立広島病院や透析を学べる病院などで行う予定です。
研修医でのバーベキュー
梶原私はまだ迷っています。回らせていただいた診療科は全て楽しかったです。循環器内科もとても楽しかったです。
出井よく頑張っていましたもんね。
梶原救急の現場でも忙しい中で先生方が冷静に対応されて、患者さんが劇的に良くなっていくという一連の診療を見ると、かっこいいなと思います。循環器内科も出井先生をはじめ、女性の先生方が活躍していらっしゃったので、来年も回らせていただくつもりです。
出井眼科と麻酔科の女性医師の2人が利用しています。私も入職1年目は大学院と両立していたので、利用していました。当時は臨床の現場に迷惑をかけてしまうなという思いもありましたが、子育てや大学院での学位取得などに時間を活用できたので、とても助けられた制度でした。
出井あります。私が利用したいときにはまだなかったので、私は病院近くの遅くまで預かっていただける保育所にお願いしていました。現在の院内保育所「こころ」は2カ月から6歳までの子どもを預けられ、延長保育も可能です。循環器内科の女性医師も利用していますし、彼女もとても頑張っています。私の経験上、出産すると子育てと仕事をどう両立させるかに悩みますし、公立の保育所に入所できるかどうかの結果が出るのも時間がかかります。そんなときに院内保育所があると預け先がすぐに決まるという意味で安心できるのではないかと思います。
出井院内にはありませんが、近くに3施設ほどあり、私もよく利用させていただき、助けられました。
三人の集合写真
出井コロナ禍だったときは内輪の数人が集まる程度でした。でも外科のアクティブな先生が女性医師全員にメールを送ってくれて、近いうちに開催することになったんです。有り難いですね。当院の常勤医師は161人で、そのうち女性は39人います。これに加えて、研修医や専攻医もいるので、さらに多くの人数で集まれそうです。
出井夏季休暇が3日あるのですが、循環器内科は年休と合わせて1週間の夏休みを取れるようになっています。
香河日直をすると、その前か後の週の平日で振替休日を取得する必要があるのですが、平日にお休みをいただけることで歯科などに受診しやすくなりました。また、休日の取得を先生方にお願いするときも先生方は嫌な顔一つされずに受け入れてくださるので、有り難いなと思っています。
梶原当直明けに休ませていただけて、感謝しています。
出井女性医師の数が多いことが一つ挙げられますね。共感してもらえる相手がいることは大事です。それに当院は優しい男性医師も多いですよ。
香河そうです。宿舎は2つあり、私たちは異なる宿舎に住んでいますが、どちらも新しくて綺麗です。病院から歩いて5分ほどの場所で、家賃も安く、中も十分に広いので、とてもいいところに住まわせていただいています。
アメリカからの交換留学生と陶芸
出井難しい質問ですね(笑)。周りの医師に負担をかけている部分もありますが、それでも働かせていただけているので、有り難いなと感謝しています。そのうえで子育てもきちんとしたいので、朝の弁当作りや夜に一緒に食事をすることは心がけていますが、バランスが取れているかどうかは分からないです。
香河17時を過ぎたら、先生方のほうから帰宅を促していただいています。診療科によっては土曜日、日曜日も回診に出てくることもありますが、午後からはフリーになったりもしますので、自分の時間を持ちやすいことは有り難いです。
梶原その通りですね(笑)。当直明けの午後など、休めるときは休んで、院内にいるときはしっかり仕事をするという切り替えができているように思います。
出井子育てが趣味のようなものです。夏休みが1週間ありますので、島や海外に家族で旅行に行ったりしています。去年の春に子どもが交換留学に行ったのですが、秋に相手側の留学生が来日するというので、我が家がホストファミリーになり、留学生を受け入れました。食事も作りましたし、尾道で一緒に陶芸を楽しんだりして、特別な時間を過ごすことができました。
香河私は大学時代の友人ともまだ繋がりがあって仲良くしています。休みの日には大学時代を過ごした大分に遊びに行って、友人と食事をしたり、逆に友人に広島に来てもらったりして、楽しく過ごしています。
梶原私は広島に住むのが初めてなので、街を探検したりしています(笑)。広島市内は路面電車が通っていて、ごとごとと揺れながら色々なところに行けて、とても便利です。それから川や海が綺麗なので、眺めると癒されますね。広島弁は九州の言葉と似ているところもありますが、以前よりも高齢の患者さんがおっしゃっていることが分かるようになってきたので、そこも自分の成長を感じています(笑)。
出井私は「感謝」ですね。上司から「私たちを助けてくれるのは立場の違う男性医師や女性医師なので、それを忘れないようにね」と言われたことがあり、様々な方に感謝しながら日々を過ごしています。
香河「地道にこつこつと」です。私はあまり効率が良いほうではないので、皆に追いつくためにもこつこつと頑張って勉強することを意識しています。
梶原高校の先生に言われた「分けて考える」ということです。初めて回った診療科の症例は何が何だか分からないことがあり、何から勉強すればいいのかも分からず、自分の立ち位置すらも分かりません。それで研修が始まった頃はパニックになっていたのですが、そのときに高校の先生に「分けて考えなさい」と言われたことを思い出し、するべきことをきちんと分けて、目の前のことから一つ一つやっていくことが大事だと気づきました。まとめて考えて、わけが分からなくなるよりは一つ一つを分けて考え、一つ一つを解決していくことを大切にしています。
名称 | 広島赤十字・原爆病院 |
---|---|
所在地 | 〒730-8619 広島市中区千田町1丁目9番6号 |
電話番号 | 082-241-3111(代表) |
開設年月 | 1937年9月 |
院長 | 古川 善也 |
休診日 | 土・日・祝日、創立記念日(5月1日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
病床数 | 一般565床(令和6年4月1日現在) |
入院患者数 | 1日平均:504.7名(令和5年度) |
内科、肝臓内科、腎臓内科、血液内科、内分泌・代謝内科、脳神経内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、精神科、外科、消化器外科、血管外科、乳腺外科、呼吸器外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、リハビリテーション科、リウマチ科、産婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科、眼科、皮膚科、泌尿器科、放射線診断科、放射線治療科、麻酔科、緩和ケア内科、救急科、歯科口腔外科、病理診断科