医療法人 沖縄徳洲会
千葉西総合病院
千葉県松戸市金ケ作107-1

副院長、循環器内科副主任部長、指導医
千葉西総合病院の特徴をお聞かせください。
当院は三角和雄院長が循環器内科の名医ということもあり、循環器に特に力を入れている病院です。もちろん、脳神経外科、外科、産婦人科といった他科も充実しており、断らない救急が特徴になっています。
千葉西総合病院の専攻医研修の特徴をお聞かせください。
各科がプログラムを作っていますが、診療科間で横の繋がりが強いのが特徴です。
倉持先生がいらっしゃる循環器内科についてはいかがですか。
すぐにカテーテル検査に入ってもらいます。最初は上級医と一緒に入り、手技を覚えていきます。年間500例ほど経験できますので、1年間で冠動脈造影検査までできるようになります。
千葉西総合病院の専攻医プログラムで学べる特徴について、ご紹介くださいますか。
カテーテル検査を含めた手技や心エコー検査などの治療上の手技を学べます。専攻医になった当初は専攻医を決して一人にさせることなく、上級医が丁寧に指導します。そののち、専攻医の上達次第で独り立ちさせます。
千葉西総合病院での専攻医研修で、どのようなキャリアアップが望めますか。
ほかの病院の専攻医よりも手技を早く上達させることができますので、手技に関しては負けることがないでしょう。どこでも活躍できる医師になれるはずです。
カンファレンスについて、お聞かせください。
月曜日の朝は心臓血管外科との合同カンファレンスがあります。毎朝のカンファレンスはICUの回診時ですね。専攻医は短期の方から心不全などの長期の方まで、患者さんを常に5、6人は持っていますので、その症例を細かく検討しています。
女性医師の働きやすさに関してはいかがでしょうか。
循環器内科には女性医師が2人おり、1人は常勤医師です。当院に勤務しているときに結婚、出産をしました。当院には院内保育園もありますし、産休中はほかの医師が外来を担当するなど、カバーし合っている体制です。夜の当直は免除ですが、かわりに昼間に当直をしてもらったり、女性だからという差はないですね。お腹が大きくなってもカテーテルを頑張っている人もいました。
先生が循環器内科を専攻されたのはどうしてですか。
私の時代はカテーテルがまだ進歩しておらず、心筋梗塞の患者さんを薬で治療していました。しかし高齢化社会が進むにつれて、循環器内科の患者さんが増えていくと言われていたこともあって、循環器内科を選びました。心筋梗塞もカテーテルでの治療になりましたし、その進歩は私の予想以上でしたね。島根は早い方とは言えませんでしたが、それでも進歩していくカテーテルとともに成長していけたのは良かったです。今はiPSでの治療も研究されていますし、目覚ましい分野だと思います。
先生の研修医時代はいかがでしたか。
徒弟制度と言いますか、丁稚奉公のような時代でした。先輩からたくさんの仕事がまわってきたりして、先輩が怖かったです(笑)。2日に1回は当直していましたから、眠かったですね。教授回診の前の日は徹夜で患者さんの情報をまとめたりもしていました。
研修医に指導する際、心がけていらっしゃることはどんなことでしょうか。
自分で行ない、どこが難しいのかを自分で考えようということです。上から教えるだけだと身につきませんので、あくまでも治療などの相談を受けたら指導する形をとっています。
研修医に対し、「これだけは言いたい」ということはどんなことでしょうか。
できるだけ色々な症例に接して、知識にしてほしいです。時間のある限り、勉強しましょう。
新専門医制度についてのご意見をお願いします。
私はストレート研修でしたが、ある程度のローテートをすべきだと考えています。しかし、卒後3年目でのローテートはさすがに回り過ぎですね。3年目は専門研修でいいでしょう。若いうちの方が身につきやすいので、集中して勉強した方がいいです。
これから後期研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。
大学病院は特殊な疾患の患者さんが来ますが、市中病院は一般的な疾患の患者さんが来ます。初期研修では救急を含めて、そうした経験を多く積める病院で研修することをお勧めします。