指導医インタビュー

医療法人 徳洲会

福岡徳洲会病院

福岡県春日市須玖北4丁目5番地

名前
深川 雄太 先生
職歴経歴
福岡県で生まれ、鹿児島県の喜界島で育つ。
鳥取大学を卒業後、初期研修で福岡徳洲会病院に入職し現在に至る。

先生の簡単なプロフィールをお願いします。

生まれは福岡で、育ちは喜界島という鹿児島の小さな島で育ちました。僕の父も福岡徳洲会病院に勤めていて、徳洲会が離島医療にも力を入れている事もあり、父の喜界島での赴任に伴い、そこで育ちました。中学校2年の夏に福岡に戻ってきて、そこから福岡で育ちました。大学は鳥取大学に行きましたが、初期研修で当院に入職し現在に至ります。

医師になる背景としてはお父様の影響が大きかったのでしょうか。

それは大きかったと思います。母は薬剤師だったので、薬剤師も考えましたが、ダイレクトに人を助けられるっていうのもあり、自然と医師を志す様になりました。

福岡徳洲会病院の特徴はどういったところでしょうか。

まず徳洲会グループの特徴として、離島・へき地など医療資源が乏しい地域を助けようという理念があります。プラス、救急医療を断らないというのが大きな特徴かなと思います。福岡徳洲会病院に関して言えば、福岡県の筑紫医療圏という春日市、筑紫野市、大野城市という福岡市の南部から久留米市までの間をメインでカバーしながら、福岡市や、福岡空港周辺もあまり大きな病院がない為、粕屋あたりも含めて広い範囲で医療を提供しています。また、徳洲会グループの理念に沿って、ほとんど救急車を断る事はありません。もちろん専門の大学病院の方が相応しかったり、掛かりつけの病院が他にあったりする患者さんについては、そちらをまずあたって頂く事もありますが、基本的に100パーセント受け入れています。

深川先生がいらっしゃる内科の特徴を教えてください。

私の所属は総合内科になります。当院の内科は総合内科、心療内科、循環器内科、消化器内科に分かれています。総合内科は、専門性の高い循環器・消化器以外の分野を広くカバーしながら、循環器・消化器と連携しながら色んな疾患を診ています。疾患さんの数では感染症が多くはなりますが、それ以外の神経疾患や血液疾患も診られる範囲である程度診断まで行い、専門的な治療はがんセンターなどの専門病院に紹介する形が多いです。総合内科に関して言えば、どうしても幅が広いので、あまり診断のついていないような患者さんも来ることが多く、そこの診断をつけるというのが難しいです。手探り状態で出来る検査をしながら診断をつける事があります。研修医は知らないこともたくさんあるので、そういった部分を勉強しながら、時間はかかるけど大変ながらも楽しいところだと思います。

福岡徳洲会の初期研修の特徴はどういったところでしょうか。

グループ全体の特徴と被るところもありますが、救急を頑張っているというのと、離島・へき地医療に力をいれているという事でしょうか。初期研修で専門を持たない段階から、救急を幅広く診る事が出来ます。3年目以降は専門分野に進むと思いますが、初期の段階では、内科・外科関わらず色々な病気を診て、必要最低限の初期対応力が身に付きます。僕自身がそうで、人が倒れていたらどんな状況でも動ける医者になりたいという思いがあり、当院を選びましたが、ここで研修すればそういった時に力を発揮できる最低限の力は身に付くと思います。離島やへき地にも2ヶ月必ず全員行くので、医療資源が乏しい地域で、自分が一人の医者として、実際に主治医としてその2ヶ月間は勤務します。1年から1年数ヶ月の間に学んだ事を思い出しながら、自分なりに頑張る。そこでみんな自信を付けて帰ってきます。

福岡徳洲会病院の地域医療研修はどこに行くのでしょうか。

徳洲会グループ全体で見て、特に医療資源が乏しい地域に行くケースがほとんどです。当院から主に行くのは鹿児島の徳之島という離島と、愛媛の宇和島というへき地の2つが多いですね。

初期研修医の定員数は何名ですか。

もちろん年度によって違いますが、定員の13名と大学からのたすき掛けを含めて15名といったところでしょうか。男女比については、女性が大体年に1~3名いるイメージですかね。毎年最低一人は女性の研修医がいます。

指導する立場として心がけていることはどのような事でしょうか。

僕が当院で初期研修を受けたと言う事もあって、研修医が何に悩んでいるのか、何に困っているのか分かる部分もあって、自分が体験した事を踏まえながら指導をしています。研修医が内科を回る際には、基本的に僕が指導しています。その中で、内科に興味ある子、ない子ってやっぱりいるんですよね。でも必ず研修で離島には行くので、そうなると内科も外科も必ず診ないといけない。僕が離島に行って困った経験を鑑みて、どこに行っても知っておいた方が良い知識を優先して教えるようにしています。でも一番はやっぱり、楽しんで貰うって言うのが大事だと思うので、そこを意識して指導をしています。

内科のカンファレンスについて教えてください。

朝一で新しく入院してきた患者さんのカンファレンスがあり、その後10時ぐらいからもう一度教育回診という形で、部長が中心となって研修医がメインの後期研修医・主治医向けのカンファがあります。そこでは診断治療について間違いがないか、見直しも含めて全員で情報を共有し、日々勉強しています。

今の研修医を見て、印象はいかがですか。

みんな真面目だと思います。働き方改革もあって、しっかり休めるようになってきているし、研修医もしっかり働いて、しっかり休むという意識が根付いているのかなという印象があります。昔は体力が続く限り頑張るという時代もありましたが、だいぶ緩和されてきていて、体力的には楽になってきているので、真面目さを活かして、空いた時間で勉強などをしているのが見受けられます。働き方改革と言えば、当院の当直回数も減るようです・・・。僕としては、正直ファーストタッチの機会が多いのが当院の強みだったので、それが減るのは心配ではありますが、昔のように働くのは一般的な常識からはかなり外れていたので、そこは合わせにきているのかなとは思います。分かりますが、やはり少し残念ではあります・・・(苦笑)。その分当直回数が少ないながらも、ちゃんと学べるように指導法も考えないといけないのかなとは思います。

研修医にはどういった医師になってほしいですか。

僕自身が目標としているのは、専門分野に捕らわれず、色んな病気が診られる医者になり、将来的には自分が育った島にも手伝いにいけるようになれればと思っています。研修医にも、専門性を求めつつも、人が困っている時には何でも診られる様、必要最低限カバー出来て、そこから専門にコンサルする初期対応力、基礎的な知識のある医者になって欲しいと思っています。あとは謙虚さをずっと持っていて欲しいですね。専門科に進むと他科との関係ってねじれてくるケースもあると思います。でもお互い専門としてプライドを持って仕事をされていると思うので、それを尊重しながら他科とうまくコミュニケーションをとりながら仲良くやれる医師になってほしいと思います。そうじゃないことが結構多いからですね・・・(苦笑)

新型コロナウイルスの影響で医学生は研修先選びに苦労されています。そんな医学生に向けてのアドバイスをお願いします。

まずはそこで働く研修医の話を聞くのが、一番状況が分かると思います。実際に見に行くのが大事なので、見学に行けるようになったら実際にどんな感じで働いているのか、可能だったら当直に一緒について、実際に体験した方がいざ入職した時にびっくりしないで済むかなと思います。あとは、研修医がいきいき働けているかを見るのも重要じゃないですかね。

福岡徳洲会病院のPRをお願いします。

繰り返しにはなりますが、救急病院として、救急台数もすごく多いです。(※福岡徳洲会病院は救急車の年間搬送台数が、9000台以上で全国トップクラス) しかもそれを研修医が全てファーストタッチをして、ある程度診断してから専門科にコンサルという流れなので、対応力やある程度の診断能力を身に付ける事が出来ます。離島やへき地にも2ヶ月研修に行くので、普段自分が働いている場所以外の環境や、医者が少なくて困っている環境で医療の主役として研修が出来るのも良いところだと思います。医局も、平場になっていて、科によって部屋が分かれていないので、相談しやすい環境になっています。上の先生方もすごく指導熱心でやさしく教えていただけるので、学ぶ環境としてはすごく良いと思っていますし、僕も2年間ここで初期研修出来てすごく満足しています。そんな福岡徳洲会病院にぜひ一度見学に来て頂ければと思います。お待ちしています!

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