初期研修医インタビュー

国家公務員共済組合連合会

大手前病院

大阪府大阪市中央区大手前1-5-34

名前 山本 佳奈 研修医
出身地 三重県四日市市
出身大学 旭川医科大学
医師免許取得年度 2017年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

人と話をするのが好きなので、人と接する仕事がしたいと考えていたんですが、その中でも医師や医療職は人の人生と深く関わる職業だなと気づき、どうせ人と関わるなら、その人がそれまで生きてきた人生を見せてもらう仕事をしたくて、医師を選びました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

部活動も勉強もそこまでメインではなく、アルバイトを結構やっていました。小さな寿司屋だったのですが、個人経営のお店だったので、接客や配達をしながら、女将さんやマスター、常連のお客さんと関わることで、社会との付き合い方を学びました。

三重県のご出身で、旭川医科大学に進まれて、研修先を大阪の病院に決めた理由をお聞かせください。

三重県出身で、北海道の大学へ行ったんですが、幼少期はかなり転々としていたんです。社会人を始めるにあたっては全然知らない土地で新たなスタートを切りたいと思い、医療機関が豊富で、それぞれが切磋琢磨しながら医療をしている大阪で探すことにしました。

大手前病院のどんなところに魅力を感じましたか。

400床ぐらいの中規模な病院ですが、その規模に対して、内科の専門科が揃っています。初期研修では必須の科ですから、内科が充実しているところが魅力的でした。

後期研修はどのように考えていますか。

具体的にはまだ決めていませんが、私は志望科が産婦人科なんです。当院には婦人科がありますが、産科がないので、産婦人科志望の後期研修医はあまり選ばないでしょう。逆に、自分が進む専門科以外の研修のために初期研修があるのだと思っています。

大学病院ではなく、市中病院を選ばれた理由をお聞かせください。

学生の頃に大学病院と市中病院で病院実習をしたのですが、大学病院は専門的な医療機関なので、そこでしか診られないような珍しい病気の方が多く来られていました。それに対して、市中病院はよくある病気の方が多いです。私としては最初は専門的な病気を診られるようになるよりはよくある病気を診られる方がいいかなと思ったんです。市中病院の方が大学病院よりアットホームな雰囲気でしたし、コメディカルの方との距離も近いところが学生実習のときから気に入っていましたので、市中病院を選びました。

大手前病院での初期研修はイメージ通りですか。

イメージ以上でした。学生の頃は怖い先生方がいらっしゃいましたが、当院は優しい先生が多いんです。看護師さんをはじめ、コメディカルの方々もかなり優しく、フレンドリーに接してくださるので、想像していた以上に雰囲気が良くて、本当にラッキーでした(笑)。

プログラムの自由度はいかがですか。

内科と救急と地域医療は必修であるほか、外科も必修なので、それも良かったです。2年目は自由度が高くなり、行きたい科を回れますから、ちょうどいいバランスになっています。

大学での実習と実際に研修をされてからの違いはどういうところでしょうか。

一番の違いは患者さんを診察させてもらうときに感じます。学生のときは申し訳ない気持ちがかなりありましたが、医師になってからは責任感を持って接することができるようになりました。また、学生の頃は先生がやっているのを見て、診断や治療方針なども「こうやって決めたんだな」と決まったものを後追いで学ぶ形でしたが、今は初期研修が始まったばかりなので自分で完全に決めることはまだ少ないながらも、治療のときの薬の量や「教科書ではこういう治療が一番いいと書いてあるけど、この方の生活や事情を考えたら、こうした方がいいよね」など、教科書通りにはいかないことがあることも感じています。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

こちらから質問をすると親切に教えてくださるのはもちろん、質問をしなくても上級医の先生が自ら説明もしてくださるので、とても助けていただいています。

何か失敗談はありますか。

失敗談は多いです。循環器内科ではカテーテル治療で血管の中にワイヤーを通して、細くなっている血管を広げるものがあるんですが、それを上の先生がされるときに助手のような形で介助に入らせてもらうことがあります。そのときに通すのがなかなか難しいところに入ったワイヤーが私の不手際で抜けてしまったことや色々な器具を落としてしまい、それで手間を取らせたこともありました。怒られたり、厳しく言われることはないのですが、落ち込みましたね。研修医室に戻って、同期に話を聞いてもらって、慰められ、気持ちの整理がつきました。

当直の体制についてお聞かせください。

1年目の間は研修当直ということで、上の先生と一緒に診させてもらいます。それでも問診をとったり、実際に診察を行ったり、最後は患者さんやご家族への説明などもさせていただきます。2年目になると内科当直、外科当直などの立場になりますから、1年目の間にある程度できるようにならないといけないという目標を立てています。当直での2年目の先生方を見ていると、1年目の今も上の先生と何となくやっていてはいけない、来年は絶対にできていないといけないと、身の引き締まる思いでいつも勉強させていただいています。

カンファレンスについて、お聞かせください。

今、私は内科で研修していて、代謝内分泌内科と神経内科を回っています。入院患者さんのカンファレンスに参加していますが、自分の発言の中で足りないことがあれば、一緒に担当してくださっている上級医の先生が補足してくださったり、間違いがあれば、その場で訂正してくださいます。厳しく叱責されたりすることはありません。足りないことを適宜、教えていただいています。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

救急外来の当直でも夜勤の看護師さんが2人いらっしゃって、色々と教えてくださいますし、皆さん優しくてフレンドリーです。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

学生時代は部活動などもあり、何かと忙しいのは分かりますが、できれば色々な病院に見学に行きましょう。病院のホームページに載っている情報だけだと雰囲気などは分からないので、実際に自分の目で見てみてください。それぞれが求めていることは違いますし、求めていることがあり、雰囲気が合っている病院はきっとありますから、見学ではそういうところを見たうえで、自分にふさわしい病院を探してもらえたらいいなと思います。

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