初期研修医インタビュー

学校法人自治医科大学

自治医科大学附属病院

栃木県下野市薬師寺3311-1

名前 稲葉 匠 研修医
出身地 神奈川県川崎市
出身大学 日本大学
医師免許取得年度 2018年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

医療職に漠然とした興味があり、高校生の頃は理学療法士になりたいと思っていたのですが、浪人したことを契機に、医学全般を学んだ方がいいのではないかと考え、医学部を目指すことにしました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

部活動です。私は中学で軟式テニスを始め、高校で硬式テニスに転向したのですが、大学でも硬式テニス部に入りました。日大は強いので、レギュラーになることはできませんでしたが、ノンレギュラーでもできることはありますので、できることに打ち込んでいました。

大学卒業後、研修先を自治医科大学附属病院に決めた理由をお聞かせください。

私は市中病院よりも大学病院で研修したいと思っていました。学会などのフォーマルなことを学んだり、英語に触れる機会が多いからです。しかし、母校の大学病院だと8割から9割の人が母校出身なので、良い意味でも悪い意味でも同期に甘えてしまうと考えたんです。その点、自治医科大学附属病院は国公立大学、私立大学を問わず、色々な大学から2、3人ずつ集まります。私としては外からの刺激が欲しかったので、当院を選びました。

自治医科大学附属病院に見学に来られたときの印象はいかがでしたか。

6年生になる前の春休みに来ました。大学病院ならではのチューベン、オーベンの先生方が年齢層ごとにおられるのはいいなと思いました。研修医同士が会話をしているところは見られなかったのですが、発表をするところを見て、指導体制の良さが印象に残りました。

自治医科大学附属病院での初期研修はイメージ通りですか。

イメージ通りですね。同期の存在も刺激になっています。特に自治医大の出身者はできる人が多いので、焦らされます(笑)。

プログラムの自由度はいかがですか。

ほかの病院を知っているわけではないのですが、当院はかなり自由で、選択肢も豊富で、回りたい科を選べます。

プログラムの特徴はどんな点でしょうか。

私たちの学年だと、必修科目以外を自由に選べます。私は内科志望なので、必修科目ではない外科を外して、内科のメジャー科目を回っています。

院外での研修はありますか。

地域医療研修がこれからあります。地域医療は1カ月なのですが、私は将来、地域に行きたいという希望があるので、2カ月にしていただきました。そうしたフレキシブルなところもいいですね。私は群馬県の西吾妻福祉病院と岩手県の一関市国民健康保険藤沢病院に行く予定です。できればもう少し長く回りたいので、専攻医研修でも地域に行くつもりです。

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

2年目になっても知らないことが溢れていますので、とにかく勉強しなくてはという意識で取り組んでいます。同期も皆、よく勉強していますし、「内科事始」という勉強会もあります。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

知識面はもちろん、CVを入れるような手技に至るまで、細かいところまで丁寧に教えていただいています。予習してもできないこともありますが、指導医の先生方から経験を踏まえた指導をいただけるので、有り難いです。

自治医科大学附属病院での初期研修で勉強になっていることはどんなことでしょう。

プレゼンの機会が多いことです。診療科ごとに求められているプレゼンの仕方が違うので、そこを意識しています。総合診療内科ではプレゼンの型が身につきましたし、感染症科では本では分からない、十人十色な考え方を多くの指導医の先生方から学びました。

何か失敗談はありますか。

研修3日目に、指導医の先生と血液培養の手技をしていて、血液を曝露してしまいました。すぐに感染症科に連絡して対応していただいたので問題はなかったのですが、気をつけないといけないのだと痛感しました。

当直の体制について、お聞かせください。

月に3、4回あります。指導医の先生1人と初期研修医1人でウォークインの患者さんを診ます。このほか外科系の枠がもう1枠あり、2つの枠がランダムに振り分けられます。

当直では、どんなことが勉強になっていますか。

救急にいらっしゃる患者さんの中には重症な方も、軽い方もおられますが、どちらかといえば軽い方が多いので、重大な疾患を見逃さないようにすることが大切です。軽いからといって帰宅させるのかどうかという判断は難しいですが、病棟では味わえないことなので遣り甲斐があります。ファーストタッチは初期研修医がして、アセスメント後に指導医の先生に必要な検査を伝えますが、その先は指導医の先生によって、初期研修医ができる範囲は異なります。たまに重症な患者さんもいらっしゃるので、その対応も勉強になります。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

総合診療内科や感染症科はフォーマルな雰囲気です。要点だけでなく、患者さんの社会背景もプレゼンしないといけません。和やかではありますが、指導医の先生方からの突っ込みもあります。学生さんがいるときには国家試験的なレクチャーもあります。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

看護師さんのみならず、薬剤師さん、理学療法士さん、管理栄養士さんと関わりが深いです。その場で話すこともありますし、カルテを見ながら院内PHSで質問することもあります。違う専門家の視点は勉強になりますし、退院後のことも考えないといけないと思わされます。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

研修医専用の部屋がありますし、活発に話をしています。同じ科を3、4人で回りますので、刺激になりますね。私はそういう同期を見て、まずいまずいと思いながら勉強するタイプなんです(笑)。

今後のご予定をお聞かせください。

当院で専攻医研修もして、そのあとは僻地の中核病院に勤務したいです。大学の頃から島などの僻地医療に興味がありました。医療需要があるのに、現状は医師が足りていないので、行かないといけないと思っています。

自治医科大学附属病院には寮もあるんですよね。

レジデントハウスという寮で、ほぼ皆が住んでいますので、悩みごとなども相談しやすいです。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

大学のテニスコートが自由に使えるので、テニスを楽しんでいます。同期とお酒を飲みに行くこともありますね。夏休みは日光に行きました。

現在の臨床研修制度に関して、ご意見をお願いします。

2020年からプログラムの内容が変わります。地域医療をしたい私としては地域外来が増えるのは羨ましいです。また外科も必修となりますが、私は外科系を回ることはなかったので、産婦人科、小児科を含めて強制的に回ることは良いことだと思います。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

大学病院、市中病院、それぞれに良さがあります。同期の数など、その人の好みもあるでしょう。e-レジフェアなどをきっかけに、興味の出てきた病院に積極的に見学に行くことをお勧めします。

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