初期研修医インタビュー

社会医療法人財団 池友会

新行橋病院

福岡県行橋市道場寺1411

名前 馬場 大地 研修医
出身大学 久留米大学

医師を目指したきっかけを教えてください。

小学校6年生の時に兄が難病にかかっていることが判明して。そこから兄の病気を自分で治したいと思い医師を目指しました。

学生生活では、部活動などどのような事が思い出に残っていますか。

水泳を中学3年まで部活でやっていて、高校はプールがなかったので週末泳ぎに行けるときだけ泳いで、大学時代に再度水泳部に入りました。
大学4年の時に西医体で優勝したのですが、そのときに九州・山口の他大学の方からもたくさん応援されて、それが一番記憶に残っています。

大学卒業後、研修先を新行橋病院に決めた理由を教えてください。

初期研修で一番やりたいなと思っていたのが救急である事がまずあります。それと、ここに見学に来た際に、院長が言われていた、「電車とか飛行機の中で“お医者様はいませんか!”と声掛けがあった時に、率先して出ていけるような医師を育てていきたい」と言う言葉が印象に残っています。やっぱり、自分が医師になる以上は、そういった場面で専門外だからといって行かないというのは心苦しい部分があり、僕も率先して出ていける医師になりたいと思ったので、院長先生の言葉に惹かれて新行橋病院に決めました。

新行橋病院に見学に来られた時の印象はいかがでしたか。

5月の末に見学に来たのですが、その時から1年目の先生が救急でファーストタッチをしていたり、整形外科を回っていた研修医の先生が上級医の指導の下、オペをされていたりして、アクティブだなあというイメージがありました。
あとは、院長をみてもらえばわかると思いますが、研修医との距離が近くて、見学に来た時に、1年目の先生が院長から講義されていて、それが他の病院にはない一番の特徴かなと思いました。
研修医がアクティブに動けるところと、院長自体も教育熱心で、その先生に育てられた指導医の先生達も教育熱心なので、色々なことが学べるという印象でした。

入職前に抱いていたイメージと、実際の研修はイメージ通りですか。

研修内容はイメージ通りです。実は当院と同じ系列の病院や、他にも基本的に救急が強いところを見学したのですが、救急に力を入れていますとホームページに書いてあっても、意外と救急の先生が居ないことや、ファーストタッチはさせてくれるけど、救急の先生からのフィードバックが無いところがありました。新行橋病院はもちろん院長が救急をされていますし、他にも救急の先生がいらっしゃいます。その上、僕らのカルテはすべて院長がチェックしてくれるのでフィードバックもしっかり有ります。
特に院長は、院長室に居ることは少なく、いつも医局にいらっしゃるので、朝からよく声をかけてくださいます。僕らからすると院長というよりそこら辺の近所の頼れるおっちゃんというくらいの何でも話せる距離の近さがあります。(笑)

今先生はどういった科目をローテートされていますか。

今は内科を回っています。ただし、新行橋病院では内科のときは内科だけをするのではなく、他の科の手術なども助っ人としてオペに入ることもできます。
当院では、内科の研修は決まった仕事というのが少ないので、救急部で人手が足りていないようだったら治療の方針を上級医の先生と考えながらしていきます。そういった意味ではうちの病院のプログラムは内科も救急の一つかなと思います。
メインで救急科を回ってない時は、日勤帯の時にファーストタッチをすることは少ないのですが、当直になると、研修医1年目でも救急でファーストタッチをさせて頂いています。

入職から現在まで、印象に残っている出来事は御座いますか。

一番印象に残っているのは、先月外科を回っていた時に、虫垂炎の手術をさせて頂いたことです。
今までは手術自体や、先生が術後管理をしているのを見てという、手術を外から見ているような感じでした。しかし、いざ自分が手術するとなると、その前の予習や復習に加えて、患者さんの術後管理はどうするのか等、積極的に勉強していかないとどうしても怖い部分があるので、やるのと見ているのはぜんぜん違うなと思いました。

実際に研修をされている中で、一番勉強になっている点やすごく良かった点はどのようなところでしょうか。

ウォークインでも結構重症の患者さんが来るのですが、僕ら研修医にファーストタッチを任されているので、毎日しっかり勉強できる点が良いと思います。
ファーストタッチで自分が診ることで、入院後の事も気になりますし、その疾患をちゃんと勉強しようという気持ちになります。やっぱり、ファーストタッチさせて頂けるのは一番大きいです。

反対に、難しかった事や苦労した事は御座いますか。

体力的な面ではきつい病院ではあると思うので、慣れるまでは大変でしたが、今は慣れてしまったので、そんなにきついと思うことはなくなりました。
当直の時は、忙しくてあまり休めない時間も多いですが、いろんな症例が回ってきて、いろんな事をやらせてもらえるので、勤務時間中は全く眠くないですね。
どの病院でも同じだと思うのですが、1年目の5月6月はかなりきついと思います。ずっと水泳をやっていたので体力には自信がありましたが、それとは違う、どちらかと言うと精神的なきつさが個人的には大きかったかなと思います。

新行橋病院の当直について教えてください。

基本的に救急車とウォークインで来る患者さんのうち、ウォークインは僕ら1年目の研修医が全部やって、わからないことがあれば上の先生に必ず相談するという体制です。
救急車の場合は、殆どの場合、1人は上級医の先生に必ずついてもらって、研修医がファーストタッチをする。それを先生にサポートして頂きながら、一緒に治療方針と診断をつけていくという感じです。
上の先生には質問もしやすくて、僕はビビリなので、ちょっと怖いなと思ったらすぐに相談させて頂いています。(笑)

指導医の先生方のご指導はいかがでしょうか。

やっぱり人によるとは思いますが、かなり聞きやすいです。
患者さんのその後の経過を聞くと、経過フォローまで全部説明してくれる先生もいらっしゃいますし、オペを見に行ったら、オペ中も説明してくれます。
上級医の先生達がよく仰っているのは、研修医を育てると自分たちが楽できるので、真摯に指導しているんだと・・・。本心かはわからないですが(笑)ほとんどの先生が本当に指導熱心な先生だと思います。他の病院はちょっとわからないですけど、質問して邪険に扱われることは、新行橋病院では無いです。

カンファレンスの様子を教えてください(頻度や研修医の発表内容など)

毎日7:30から救急部の部長による、僕らに対する教育的な目的のカンファレンスがあります。次に8:30から全体のカンファレンスがあります。
8:30からのカンファレンスでは、「こういう症例がありました。」と、上級医向けのカンファレンスになっているので、どちらかというと僕たち研修医は7:30からのカンファレンスが、一番勉強になります。カンファレンスでは救急部長の指名で発表する他、自分で見た患者さんは自分で発表しています。
基本的には救急で来た患者さんの発表なので、自分が回っている科目によって発表回数が増えたり減ったりといった偏りはないです。
また、土曜日に院長を交えた勉強会を行っています。基本的に僕らが勉強してきた事を、研修医の中で情報共有するというのが目的で、そこに訂正や付け加えがあったときは、院長が補足してくれます。9:00~11:30に研修医1年目は怪我の患者さんの包帯などの付替えの仕事があるので、それが終わって、14時から始まる午後の時間外の診察までの2時間半勉強会を行っています。
長いときはそれをオーヴァーすることもありますが、院長はフランクなので、楽しく話して頂けますし、脱線に脱線を重ねて色々な事を教えてくれるので、良い意味で長いです。(笑)
普段はあまり勉強会が多くはないので、土曜に詰め込むという感じです。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

研修医の人数も少ないので、積極的に情報の共有とかをしています。カンファレンスもかなり活発な方じゃないかなと。
飲み会は、どうしても1人は必ず当直に入っていますので、全員でというのは厳しいですが、たまに当直に入るのが2年目の先生1人だけの時や、1年目の研修医が全員休みの時なんかは4人で飲みに行ったりしています。
もちろん研修医同士だけじゃなく、上級医の先生やコメディカルの方はもちろん、見学に来た学生さんなんかとも一緒に飲みに行って楽しんでいます。
特に学生さんなんかは、日中の見学では堅苦しい訳では無いですが、仕事をしている姿しか見せられず、ざっくばらんな話も多くはできないので、飲みに行って楽しんでいる姿も見せられたらなと思います。(笑)

先生の今後の研修のご予定を教えてください。

今の所、兄の病気の影響もあり、脳外科と、ポリクリで回って興味を持った外科に行きたいと考えています。3年目は大学病院より市中病院に行きたいと思っていて、来年の途中・・・というか早めに決めておいたほうが、3年目以降研修を受ける病院も決めやすいので、なるべく早めに決めて、その専門科に行きたいなと思っています。

プライベートはどのように過ごされていますか。またON・OFFの切り替えはいかがでしょうか。

運動が好きなので、この辺をランニングしたり、隣町にプールがあるので泳ぎに行ったり。このへんでは医学書を置いている本屋がないので、小倉の方に出て、買い物したり、本をみたりとか。あとは読書も好きなので、たまに読書をしたりしています。
また、日曜日なんかは誰かが来たりするとみんな休みにくくなるので、絶対に病院に来ちゃいけない日というのが月に1回あります。なので休みはしっかりと取れます。

先生が目指す医師像を教えてください。

今後、専門の分野に特化していくとは思いますが、それでも違う科目の疾患でも、ある程度緊急性のあるものはしっかり見ることが出来る医師になりたいと思っています。
それこそ最初に言ったような電車とか飛行機の中で「お医者様はいませんか!」という時に、率先して出ていけるような医師を目指しています。

これから研修病院を選ぶ医学生に向けてメッセージをお願い致します。

やっぱり自分に合う病院と合わない病院があると思います。有名だから良いとかではなくて、自分が頑張れる環境を探してほしいなと思います。
病院をネームバリューで選びがちですが、結局いろんな先輩に聞いて自分が思うのは、頑張った人はやっぱり伸びるし、頑張ってない人はどんな病院に行っても伸びません。
自分に合って、自分が頑張れる環境を探してみてください。

最後に、新行橋病院のPRをお願いします。

新行橋病院はどんな症例でも断らない医療を目指しているので、ここで研修を受けると何でも診ることができるような医者になることができ、この疾患はみた事がないということはなくなると思います。
たくさん情報を集めて病院見学に行く中で、色々な事を研修医にやらせてくれる病院は多いと思います。例えば、うちみたいにファーストタッチを見させてくれるところも、ウォークインを診させてくれるところも多いです。
ただ、院長や指導医の先生がここまで積極的に指導してくれるところは少ないと思います。特に当院は、患者さんの相談や、わからないことは何でも、僕らから院長に直接電話ができて、それを聞くと院長が、「わかった!待ってろ!」とすぐに駆けつけてくれます。
院長を始めとして病院全体で研修医を育てる体制がしっかりとしているので、初期研修の2年間で間違いなくジェネラリストとしての臨床能力がつけられる病院です!

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