初期研修医インタビュー

社会医療法人 中信勤労者医療協会

松本協立病院

長野県松本市巾上9-26

名前 白井 拓哉 研修医
出身地 愛知県豊橋市
出身大学 信州大学
医師免許取得年度 2019年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

身近に医師がいたわけではありませんが、安定した家庭を築きたいなということで、医師という職業が思い浮かびました。幼少期からぶれずに進んできましたが、あまり誉められた動機ではないですね(笑)。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

大学5年生のときに診療技能を競う全国大会に出場したことです。私たちのときは札幌で開催されました。これに参加できる大学は少数で、同期と一緒に練習して臨んだことが思い出に残っています。

大学卒業後、研修先を松本協立病院に決めた理由をお聞かせください。

在学中に当院の救急外来を頻繁に見学させていただいていて、先生方とも懇意にさせていただいていました。目標となる、尊敬できる先生がいらしたことが大きかったですね。見学も当院のほかは一つしか行っておらず、最終的には自分が楽しく働けそうな雰囲気を感じた当院に決めました。

松本協立病院に最初に見学に来られたときの印象はいかがでしたか。

4年生の中頃に初めて来て、救急の当直をさせていただきました。先生方がよく接してくださって、診療についてもよく教えてくださるので印象が良く、予定回数を超えるほどの見学に来ました。

松本協立病院での初期研修はイメージ通りですか。

最初に接してくださった先生も見た通りの方でしたし、イメージ通りの病院です。

プログラムの特徴はどんな点でしょうか。

一番いいのは総合診療科からスタートすることです。基本的なことを全て教わって、ベースを作ってから、色々な科を回るスタイルです。

プログラムの自由度はいかがですか。

かなり高いです。初期研修医が少ないので、自分の希望するタイミングで希望の科に行けます。選択期間は半年ほどあります。私は救急を自分で診る力が弱いので、救急を勉強したいと思っています。また、当院にはない神経内科も学びたいです。

院外での研修はありますか。

精神科は城西病院に行きました。今後は同じ系列の長野中央病院や飯田市の健和会病院に行く予定です。また、産婦人科は松本市立病院で研修します。

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

患者さんの気持ちを思いやり、人を診ることにフォーカスして接することを心がけています。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

優秀な先生方ばかりで、多くのことを教えていただいています。質問すると、とことん丁寧に教えてくださったり、一緒に考えてくださいます。

松本協立病院での初期研修で勉強になっていることはどんなことでしょう。

患者さんに主治医のように接することができることです。自分で考え、自分で決め、チームで動きます。初期研修医があまりタッチできないという病院に比べると、自分で考えることのできる当院はいいですね。医師としての今後を思うと、主治医制は良い制度だと感謝しています。

何か失敗談はありますか。

色々とあります。自分で判断したときに「これは違うのでは」、「これはどうかな」、「これとは違うほうかな」などと言われることもありますが、「失敗した感」を出さないように努めています(笑)。

当直の体制について、お聞かせください。

月に4回あります。内科系の指導医2人と初期研修医1人という体制です。また、外科系の指導医も1人当直しますので、外科系を回っている初期研修医はその先生に1人でつきます。

当直では、どんなことが勉強になっていますか。

当直というと救急ですが、緊急に対応しないといけない患者さんなのか、明日まで待つことができるのかという見極めに関する力がつきます。最初は皆が皆、重症に見えてしまい、大丈夫なのかと心配していたのですが、この患者さんは入院だ、帰してもいいという判断力が徐々についてきました。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

診療科や病棟によって、雰囲気は全く違います。消化器内科では患者さんの生活面も考えさせられますし、総合診療科では他職種との関わりがベースにあります。総合診療科のカンファレンスはリハビリのスタッフや看護師さんとも情報共有をして、こちらも「こうしよう」などと言える場なので、とても有り難いです。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

話しやすい関係で、聞きにくい、話しにくいということがありません。気軽に質問できますし、親身になって答えてくださっています。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

研修医室はないのですが、ほかの先生方がいらっしゃる医局の一角にパーテーションで仕切られた空間があり、そこで割とどうでもいい話をずっとしています(笑)。今の初期研修医は信州大学出身者が多めではありますが、色々な大学から集まっています。

寮もありますか。

寮ではなく、借り上げ住宅です。自分で決めた物件を病院に報告すると、病院の名義で借りてくれて、家賃補助をいただく形です。住み心地はいいですね。いいところに住まわせていただいています。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

趣味は読書で、漫画も読みますが、ミステリーなどの小説をよく読んでいます。アガサ・クリスティが昔から好きな作家です。休みの日は家でごろごろして、買い物に行ったりしています。

現在の臨床研修制度に関して、ご意見をお願いします。

今後は色々な疾患を診る力が必須になってきます。その意味でストレートに入局すると医師としての力がつかなくなりそうですので、いい制度だと思います。ただ各科を1、2カ月でローテートするのは細切れになってしまいます。2年間という縛りがあるので仕方ないのかもしれませんが、学びきれない部分が出るのが残念です。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

病院を選ぶ最終的なポイントはフィーリングです。私はそれが決め手でした。私は見学では辛いことがあるかなどと質問したりもしましたが、先生方と楽しく雑談していました。そういう中で、当院の雰囲気の良さを味わえました。自分がそこで2年間、何ができるのかということを思い描きましょう。当院は癖のある人もいますが、皆が仲良く、楽しくやっている病院です。是非、見学していただいて、自分に合うのかどうか判断してもらえたらと思います。

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