後期研修医インタビュー

熊本赤十字病院

熊本県熊本市東区長嶺南2丁目1番1号

名前 桑原 奈步 先生
出身地 熊本県
出身大学 熊本大学
医師免許取得年度 平成29年

ドクターを目指したきっかけについてお聞かせください。

私が医師を目指したのは高校生の頃です。父や祖父が医師として働く姿を見ていて自分の中で自然と医師という職業が目標になっていったところがあり、医学部への進学を志しました。
父からは、凄くやり甲斐ある仕事だという話を聞いていましたが、実際に自分も医師として働き始め、医師になってよかったと実感しています。

熊本大学に進学されて6年間の学生生活で、何か思い出に残っている点や、これが良かったというエピソードがあればお願いします。

学生生活で一番記憶に残っているのは部活動です。バドミントン部に所属していたのですが、それまで全く運動部に所属した経験がなく、大学生で初めて運動する部活に入りました。毎日ではありませんが、週3~4日しっかりと練習していたので、当然体力も付きましたし、気力面でもみんなできつい練習を乗り越えてチームワークを深められたと思います。
大学時代の部活で得た体力と気力が今の生活にも活きていると思います。

初期研修で熊本赤十字病院を選ばれた理由についてお聞かせください。

元々出身も大学も熊本で、初期研修は県外に出ようかなと思い他県の見学にも行っていたのですが、病院見学に行った先で、将来熊本で働きたいのであれば熊本での研修を選ぶのもいいかもねというアドバイスを頂きました。
その後、実際に熊本の病院を幾つか見学に行って、その中で熊本赤十字病院の雰囲気が一番良かったので希望しました。雰囲気が良いと感じた理由としては、毎朝の医局会での申し送りや他職種の連携がしっかりしていることから感じました。雰囲気の良いこの病院で働きたいと思い希望しました。

2年間の初期研修期間で身についた事やこんな所がすごくよかったという事について少しお話いただけたらと思います。

初期研修は色々な科を回らせていただきましたが、やはりどの科を回っても指導医の先生が本当に素晴らしい方々だったというのがすごく良かったという点です。優しく指導してくださるのはもちろんの事、科の垣根が低くて色々な科を跨いで診療する事もあったので、どの科を回っても楽しかったしとても勉強になりました。

新しい専門医制度に移るわけですが、その中で内科を選ばれた理由というは如何でしょうか?

元々学生の時から内科という科目に興味がありました。
熊本赤十字病院の初期研修では総合内科を2年間で4ヶ月回るのですが、その4ヶ月の間で本当にたくさんの疾患を診ることができ、専門科各科の事に関してはすぐに相談できるという環境にあったので、最終的には先程早野先生がおっしゃられたように内科の中で横断して色んなところを学べるという点で選びました。

研修先をそのまま熊本赤十字病院でと決められた時期というのはいつ頃でしょうか?

最終的に決めたのは、2年目の10月頃だと思います。

研修先を決められた理由は何でしょうか?

2年間の初期研修の中で内科を始めとして様々な科の先生方にご指導いただき、熊本赤十字病院でこの先も勉強したいという気持ちになりました。その中でも2年目の最初の時期に内科を回ったのですが、そこでの勉強が楽しく、まだまだ色々な事を勉強したいという気持ちになったので選びました。

熊本赤十字病院の内科プログラム、その中で重点的な部分は総合内科だと思うのですが、総合内科の特徴についてお話をお聞かせ下さい。

総合内科の特徴は、本当にいろんな疾患を診る事ができるという事です。感染症からリウマチ膠原病、腎疾患など多岐にわたって疾患を経験することができます。
上級医の先生はそれぞれ専門を持たれている先生がほとんどですが、その専門の知識だけではなく総合内科的な力を皆さんお持ちなので、専門的になりすぎずに広い視野で患者さんの病体を捉えて疾患を治療していくという指導を日々受けています。

実際に研修をされている中で、一番勉強になっている点やすごく良かった点、或いは逆に辛いと思う点はどういったところですか?

common diseaseと言われるような頻度が高い疾患をたくさん経験することができるため、色々な疾患への対応力を身につけることができます。また、その中でも色々なバリエーションがありますので、一歩踏み込んで症例ごとに細かく対応することを学べる点が良いです。
また、common diseaseだけじゃなく、頻度の低い疾患や集中治療を要する疾患なども学ぶことができます。
辛いと思う点は、基本的にはありません。ただし、どうしても自分たちが勉強することも多いので、まだまだ何事にも時間が掛かってしまう点や知識不足にもどかしいと感じる場合が多くありますが、成長のチャンスだと思って取り組んでいます。

熊本赤十字病院は屋根瓦方式なので、上級医として初期研修医の先生方を指導する機会があると思うのですが、実際に指導してみてその辺はいかがでしょうか?

3年目になって初期研修医が下に付くようになり、実際に自分で指導する立場になって気づいたことも多くあります。教えてみて思うのが、自分が教える知識が間違っていたらその子達はずっと間違った知識を覚えていってしまうので、自分が正しい知識をしっかり持ちわかりやすく丁寧に教える事はすごく難しいなと感じます。私達はこれまで指導してもらい育ってきた立場なので、そういう教育的な面でも成長していけたらなと思います。

指導医の先生は早野先生ですが、先生のご指導はいかがでしょうか?

4月に初めて早野先生にお会いしたのですが、非常に豊富な知識をお持ちで、どの面でもすごく長けていらっしゃる先生です。教え方もすごく丁寧で、私達が理解できていない事を重点的に教えてくださったり、私達自身が考えないといけない事をしっかり教えてくださるのでとても勉強になっています。

カンファレンスついてお聞かせください。

毎朝、入退院カンファレンスを行っており、前日の入院プレゼンテーションを主治医がしています。わかりやすいプレゼンテーションの習得の機会でもあり、興味深い症例を共有したりアドバイスをいただける良い機会となっています。また、水曜日のカンファレンスは、講義や症例カンファを行っています。プレゼンテーションが苦手な私にとっては、特にプレゼンテーションの練習をする凄くいい機会だと思っています。みんなで共有すべき症例を発表、ディスカッションでき、今後の診療に活かすべきことを学べる機会です。

先ほど指導面をお聞きましたが、初期研修医の立場と今現在専攻医としての立場は大きく違いがあると思いますが、この違いとは何でしょう?

初期研修は色々な科を回って色々な事を勉強するというのが大事な点だと思いますが、後期研修は自分がしたい事、自分が将来目指すものを明確に選んでそれぞれ研修先を選べますので、よりモチベーションが高くなると思います。
それに伴い初期研修とはまた違った責任も出てきますが、上級医の先生方と相談しながらしっかりと症例に向き合うことができています。勉強をしっかり行い研修を積んでいく事で責任を果たす事ができるかなと思います。

実際に研修している時は、ON・OFFの切り替えがしっかりできておられますか?

ON・OFFはしっかり切り替えています。平日はしっかり働きますが、内科はチーム制になっているため、チーム内で分担して休みを取るようにしています。

今後キャリアについて、内科プログラムを終えた後、どういう方向でキャリアを積んでいきたいですか?

その点は、決められてない部分が多いですが、総合内科の力をしっかり付けたいと一番に考えています。そのうえでより詳しく学びたいと思える専門科を選択できればと思います。

指導医の先生は感染症内科をすごく研究されていますが、そういった分野に興味はございますか?

今年に入って早野先生とお会いして、感染症内科は興味深いと感じました。一般的な感染症は診る機会も多いですが、それぞれの症例で多様性があり奥が深いと思います。

コメディカルの方も含め、総合的に見て熊本赤十字病院はどんな病院でしょうか?

熊本赤十字病院は私達医師だけではなく、コメディカルの方もたくさんいらっしゃる中で救急医療をしている病院ですので、迅速な動きや対応力を持っている方がとても多いと思います。チームで協力しなければ進まない医療ばかりなので、チーム医療としてもしっかり連携が取れている病院だと思います。
最近は初期研修医・後期研修医、コメディカルの方も増えてきていますので、皆でより良い方向に向かっていこうという風潮がありますね。

研修先を検討されている初期研修医の先生方に向けてメッセージをお願いします。

専門領域を学ぶ事は凄く有意義な事だと思いますが、将来内科の道に進みたいと思っている方は特に、その専門に入る前に色々な疾患を自分の知識の引き出しに入れておくと総合内科的な力が付きより良い研修が積めると思います。
熊本赤十字病院には素晴らしい上級医とそういった事を一緒に勉強ができる環境がありますので、ぜひ来ていただけたらなと思います。

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