後期研修医インタビュー

学校法人自治医科大学

自治医科大学附属病院

栃木県下野市薬師寺3311-1

名前 堀越 亜希子 研修医
出身地 茨城県水戸市
出身大学 獨協医科大学
医師免許取得年度 2017年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

父が医師なので、小さい頃から身近な職業でした。ただ、私は母に勧められたこともあり、薬剤師になって、病院に勤務していたんです。その頃に東日本大震災があり、岩手県に住んでいた祖父が関連死しました。これが大きなきっかけになった気がします。薬剤師は薬という「もの」を扱いますが、私は医師として「人」との関わりを大事にして、責任を持った医療をしたいと思うようになりました。そこで医学部の編入試験を受験し、2年次に編入しました。

ポリクリはいかがでしたか。

大学病院で行いました。私はもともと子どもが好きで、保育士を目指していたこともあったので、特に小児科が楽しかったです。

初期研修の病院を自治医科大学附属病院に決めたのはなぜですか。

初期研修医が全国から来ているので、色々な人と関われるのがいいなと思いました。薬剤師として働いていた病院も魅力的な病院なのですが、小児科や産婦人科の医師が少し少なかったのです。その点、当院は大学病院にとちぎ子ども医療センターが併設されているので、子ども専門の分野が多いところに惹かれました。

初期研修を振り返って、いかがですか。

想像通りの充実感がありました。自治医大の卒業生よりも他大学からの人たちが多く集まっているので、面白かったです。自治医大は教育熱心な大学で、指導医の先生方も丁寧にご指導くださったので、勉強になることばかりでした。

初期研修はどのようなローテーションだったのですか。

初期研修を始めるときには小児科を専門にすることをほぼ決めていたので、小児外科や麻酔科など、小児科に関係ありそうな診療科を中心に回りました。外科は考えていなかったので、そのほかは内科系の科を回っていました。

小児科を専攻しようと決められたのはいつですか。

学生の頃です。子どもが好きなので、自然と決めていました。

専攻医研修で自治医科大学附属病院を選んだのはどうしてですか。

母校からのお誘いもありましたが、初期研修時に培った繋がりをそのまま活かせるのは強みだと思い、そのまま当院に残りました。当院は初期研修をした人が専攻医研修に残ることが多いです。私の同期も8割が残りましたので、心強かったです。

専攻医研修で勉強になっていることを教えてください。

初期研修では上の先生がついてくださっているので、自分で率先して何かをするわけではありませんが、今は主治医としての責任感があります。受け身だったのが主導になった感じですね。アドバイザーの先生に相談しながら、自分で考えていくことが勉強になります。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

昼夜問わず、相談に乗っていただいています。専門分野に分かれた班があり、私は今、神経班に入っています。班の先生に質問することが多いですが、ほかの班の先生にも質問できる環境です。

病院に改善を望みたいことはありますか。

ありません。今後、小児科への入局者が増えるといいなと思っています。

初期研修医の指導にあたって、気を付けていることはありますか。

小児科では患者さんのご両親とのやり取りが多くなります。ご両親がベッドサイドにおられることも多いので、診察時以外の言葉遣いなど、医学以外のことにも気を配ろうと話しています。また、大人が言っていることを理解できる子どもさんもいますので、常に配慮が必要だという話もしますね。

当直の体制について、お聞かせください。

私は妊娠中ですので、今は免除していただいています。もちろん、妊娠中でも当直する人はいますし、体調次第で考慮していただけます。基本的には月に4回あります。独り立ちするまでの3カ月は2番手としての立場ですが、独り立ち後はファーストタッチからメインで診ます。相談相手の指導医もいますし、初期研修医が1人サポートでついているので、3人体制です。

カンファレンスはいかがですか。

週に1回、班ごとに開催され、相談などをしています。新入院の患者さんのプレゼンをするカンファレンスは週に3回あります。色々な分野のことが勉強できるので、有意義な時間です。

コメディカルのスタッフとのコミュニケーションはいかがですか。

皆さん、気さくですよ。小児科医の仕事は看護師さんなしではできません。看護師さんの方が患者さんをケアしたり、ご両親と接している時間が長いので、様々な話を伺えます。そこで、電話で済まさず、できるだけ足を運んだりして、良好な関係づくりを心がけています。

何か失敗談はありますか。

周囲の先生方が逐一見てくださるので、大きな失敗はありません。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

活発ですよ。派閥がなく、分からないことは他科の研修医にも聞けますので、助かっています。

今後のご予定をお聞かせください。

この専攻医研修の中で、小児科専門医を取得したいと思っています。まもなく出産予定ですが、育児と仕事を両立させたいですね。私は大学病院で研究をするよりは市中病院に勤務する方が向いていると考えているので、将来は小児科の家庭医として、地域の市中病院に勤務したいです。

現在の臨床研修制度について、ご意見をお願いします。

昔はスーパーローテートという仕組みがなく、各科に直接入局していましたが、今は色々な科を回ってから選べるので恵まれています。

専門医研修についてもご意見をお願いします。

小児科は大きな変更はありませんでしたので、新しい制度への意見は特にありません。今後は論文執筆を頑張っていくつもりです。

これから後期研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。

経済面、環境、働きやすさ、その科の雰囲気など、自分が何に重点を置きたいのか、考えてみましょう。迷っているところがあれば、見学に行くといいと思います。私は学生の頃から初期研修をした病院にそのまま残ろうと決めていました。母校も魅力はありますが、私は母校だと甘えが出そうだと思ったんです(笑)。それまでとは違う世界で、違う人たちと関わりながら、医師として育っていくのはいいものですよ。自治医科大学附属病院は色々な大学の出身者がいて、過ごしやすい環境です。特に小児科や産婦人科を考えている方にはお勧めですので、是非、見学にいらしてください。

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