後期研修医インタビュー

医療法人 徳洲会

大隅鹿屋病院

鹿児島県鹿屋市新川町6081番地1

名前 内田 修平 研修医
出身地 宮崎県
出身大学 宮崎大学

医師を目指したきっかけを教えてください。

昔から医療ドラマやドキュメンタリーが好きで、そういうのを見ていて自然と医師を目指すようになりました。
ドラマと現実の医療の乖離はもちろんありますが、それもかっこよくていいなって(笑)ドキュメンタリー系はリアルなので、病院で実際に医療の最前線の先生達を見ていると、今でもやっぱりすごいなと思います。

学生生活ではどのような事が思い出に残っていますか。

やっぱり部活です。バスケ部だったんですが、西医体に向けた練習を一生懸命やっていたので、それが一番の思い出ですね。うちは西医体上位に行けるほどではなかったのですが…(笑)
アルバイトもやっていましたが、部活を週に3回やって、その空き時間と考えるとなかなかハードで…だから週の中で曜日固定のアルバイトではなく空いた時間で単発のバイトなんかをやっていました。

初期研修を振り返っていかがでしょうか。(2年間で身についた事やこんなところがすごく良かったという事など)

私は初期の2年間も大隅鹿屋病院で働きました。当院では救急の初期対応が出来るのはもちろんですが、その後入院する方も多くて、入院した後も自分が主治医になって治療を続けられるのは他の病院にない良い所だと思います。
どうしても救急の初期対応だけでは診断がずれていることもあるので、入院中の経過も見ることができて、その病気に対する病院の入口から出口まで都度修正しながら全体を通して診る事ができるのは良いですね。

専門分野を内科に決めた理由をお聞かせください。

もともと学生の頃は整形をやりたいなと思っていましたが、実際に現場に出ると、循環器に興味を持ちました。将来的には循環器のサブスペをとっていきたいと思っています。なのでサブスペを取る前段階の内科を今回っているところです。

研修先を大隅鹿屋病院に決めた理由をお聞かせください。

学生の頃は4つか5つくらい救急の研修に着目して病院見学をしたのですが、「救急を頑張っています。」という、救急車がたくさん来る病院から、あまり救急が忙しくないという病院まで見た中で、学生は基本見ているだけの印象を他の病院では受けたんですが、当院ではもっと深いところまで見ることができて、実際に学生にも体験させてくれて、働いている研修医の先生も前線に立って色々なことをやっていたので大隅鹿屋病院を選びました。

専攻プログラムも大隅鹿屋病院で続けようと決めた理由は大きく2つあって、2年間やっていて、スタッフの方や先生の顔がしっかりわかっていて、働きやすいというのが1つ。もう1つは新しいプログラムになって、症例集めの時に色々とローテートしなくちゃいけなくなったときに、当院は科目が細分化されていないので、一般内科の中で色々な症例を経験できます。他の病院では他科をまわる際に、同じ病院内でも科によってちょっとした文化や方針が違ったりして、他科を回らないぶん、気を使わなくていいというのも選んだ理由です。

実際に大隅鹿屋病院での研修はイメージ通りですか。

見学に来たときは働きやすそうだなっていう印象が大きかったですね。看護師の方やスタッフの方も一生懸命教えてくださって。働き始めてからもその感想は変わらず本当にいい病院です。
前線にもバリバリ立たせて頂いて、後ろに指導医の先生もしっかりついてもらえるので、安心してできるのも良かったです。研修医が少人数の中で病院全体が温かい雰囲気で学生さんや研修医を迎えてくれるので、病院全体で研修医を育てるという暖かさがあります。

大隅鹿屋病院の内科プログラムの特徴をお聞かせください。

一つは診療科が細分化されていない中で、一般内科の中で症例集めができることですね。どうしても当院ではできない血液内科とかは外に出る期間はあるんですが、基本的には長く自分の病院でトレーニングを積めるというところが特徴かなと思います。
4月から6月は鹿児島市内の病院に行きましたが、街中にあるので患者層が違っていて、アルコールや薬物などで運ばれてくる患者さんは当院より多かったかなと思います。ただ、どうしても他にも大きな病院がいくつもある中で、セレクトされて病院に運ばれてきている感じはありました。
あとは循環器をやりたいので、カテーテルなんかも内科の中でやらせてもらえて、科目の隔たりがないのもポイントかなと思います。

実際に研修をされている中で、一番勉強になっている点や反対に、難しかった事や苦労した事は御座いますか。

そうですね。一つ前の質問でもありましたが、科目の隔たりがないので、内科のトレーニングをしながら循環器のカテーテルをすることができるというところですかね。他には、重症患者を上の先生の後ろで見ているだけではあまり勉強にならなかったりするので、実際に自分がファーストタッチで診て考えることが出来るのは良いなと思いました。
難しかった事は…患者さんへの説明が難しいです。大隅鹿屋病院では病院の入口から出口まで見ることが出来て、主治医として関わっていく中で最初は業務に慣れていなかったことから、患者さんとの信頼関係を作ることにも苦労して、患者さんに対する説明も、自分でも何を言っているかわからなくなったりしていました。重症症例を持たせてもらえることも多いので、その都度苦労しましたが、それも色々なことが学べて成長できたなと思います。

指導医の先生方のご指導はいかがでしょうか。

良いですね(笑)優しいです。ミスをしても怒るのではなくしっかり指導する形で教えてもらえるので、聞きづらさが無いんです。これ聞いたら怒られるんじゃないか?ということもなく、何でも質問しやすい空気があります。ほったらかしにはされないので、何かあったらその都度質問出来るというのも良いところですね。

先生ご自身、初期研修医に接する機会は御座いますでしょうか。またその際に指導する上で心がけている事などがあればお聞かせください。

今、実際に研修医の先生を私が見ていて、自分が研修医の頃に上の先生がやって頂いたように、初期研修医の先生より先にカルテを書かないだとか。研修医のカルテを見て情報が足りなかったところは、答えをすぐに教えるのではなく、新しく考えるポイントを提示していくようにしています。研修医はカルテに記入していない時は問題点としてすら見ていないことも有るので。
 もちろん逆に自分も教える立場として自分もしっかり勉強して、半端な知識は言わないようにしています。

カンファレンスではどのような事をされていますか。

内科のカンファレンスは毎日朝と夕方に2回やっています。朝は30分くらいの時間で、前日入院になった患者さんの症例提示をしていく。夕方は16時から集まって、病棟に入院している患者さんのカンファレンスです。そこでは病状の進行状況の確認や治療抜けがないかなどを上の先生が指導してくれます。
他にも週に一回ICUカンファレンスというものをやっています。ICUに入院している患者さんに関しては、主治医の先生がプレゼンをして情報をします。複数の科での合同カンファレンスはありませんが、病状によって科目を超えた複数の問題もあったりするので、ICUカンファでは病状に応じて他の科の先生たちから助言がもらえます。
私は発表するのは苦手な方で、最初の頃はプレゼンするのも汗をかいたり緊張していましたが、病院全体でサポートしてもらえるので、いつの間にかしっかり発表できるようになっていました。

初期研修医の立場と今現在後期研修医としての立場は大きく違いがあると思いますが、どんな違いがありますでしょうか。

一番違うのは責任の所在ですね。去年の3月まで研修医でしたが、その後4月に後期研修医になり、1ヶ月という間で特に何も能力は変わらないのに、立場が変わってくるわけじゃないですか。初期研修の時は、診療している時後ろに指導医の先生がいて危ない患者さんが運ばれてきても、安心感が違います。4月になると一人で見る機会が多くなってきて、初期研修の時と同じことをやっていても、悪化した時の怖さっていうのは全然違いますね。
この怖さはやってるうちに慣れるというか、最初の頃は独り立ちと行っても、危なそうな人が来たらすぐ相談するようにして、徐々になれていったっていう感じです。

今後のキャリアについて、内科プログラムを終えた後、どのような方向でキャリアを積んでいきたいですか。また先生が目指す医師像についてもお話し頂ければと思います。

循環器をサブスペでとって、研修先も一旦関東の病院に出たいと思っています。勉強会が近くで行われたり、循環器の医師や同期が多い所で、色々な情報を集めたいと思っています。
目指す医師像は、下が見てかっこいいと思われるような医者でありたいなと思っています。具体的には循環器の病気って高齢の方が多いので、どうしてもマルチプロブレムを抱えている方が多く、糖尿とか血圧、コレステロールや腎臓が悪いとか。そういうところを専門じゃないからとないがしろにするのではなく、内科を勉強しているので、色々な目線から意識して診ていけたらと思います。

先生から見て、大隅鹿屋病院はどのような病院でしょうか。PRも併せてお願い致します。

鹿児島県の大隅半島にある中規模病院というのがうちの病院の立ち位置ですが、大隅半島に大きな病院が他にないので、重症の症例も含めて色々な患者さんが集まってきます。幅広く症例を集めることが出来るというと聞こえは良いですが、実際大変なこともあり、様々な症例を持った患者さんを見ていくのは難しくて悩むことも多いです。でも初期研修の頃から前線に立ってこんなにも色んな経験を出来る病院はなかなかないので、学ぶ環境としてはとても良い病院だと思います。

これから研修先を選ぶ初期研修医の先生方や医学生に向けてメッセージをお願いします。

医学生に関しては、どうしても病院見学に行く回数は限られてくると思います。実習が忙しかったり部活が忙しかったりするので、病院のたくさん来る説明会で情報を集めることになると思うんですけど、気になった病院には、出来る限りたくさん見学に行ってほしいなと思います。
説明会で話を聞いて興味があったり、良かったなと思う病院があれば、病院見学に言ってその場の空気を味わってほしいです。合う合わないは実際に見学に行った先でしか感じることはできないと思うので。

研修医の先生たちに関しては、学生と初期研修では見るところが全然違うと思います。病院を見ていく中で、一つ目安になるのは初期研修医が後期にどれだけ残っているのかだと思います。初期は人気でも後期は全然残らないだとか。専門が合わないということも有るかとは思いますが、実際に働いた初期研修医があまり良い病院だと思わなかったのかなと考えてしまうので…。実際に大隅鹿屋病院は働きやすいので残る先生が多いです。

お気に入り