インタビュー

2021-10-01

新古賀病院 新上 浩司 医師 | 指導医インタビュー(初期)

新古賀病院 新上 浩司 先生の指導医インタビュー。全国病院からメッセージ・求める研修医、プログラム・募集要項、ジュニア・シニア・指導医・院長のインタビューを掲載。進路選択の判断材料としてお役立てください!

新古賀病院

福岡県久留米市天神町120番地

新上先生の近影

名前 新上 浩司

職歴経歴 平成18年佐賀医科大学卒業後、新古賀病院に初期臨床研修医として入職。2年間の研修後も、消化器外科として新古賀病院に勤務。

新古賀病院の病院としての特徴をお聞かせください

久留米市は非常に医療が充実した街ですが、その中で当院は断らない医療をモットーとしています。そういった中で当院は循環器内科を中心に発展してきました。
循環器センターに関しては血管内治療の件数も全国有数ですし、当院の中で最も特化したところかなと思います。

新古賀病院の初期研修の特徴をお聞かせください

当院は医局がワンフロアになっているので、あらゆる科の先生が同室にいらっしゃいます。その為、診療科の垣根がなくてどの先生方にも気軽に話しかけやすくて、回ってない科の先生にも相談をしやすい環境なのが一番の特徴だと思います。あとは、市中病院として大規模病院ではなく、研修医の人数も多くないので、マンツーマン指導をしながら、例えば3年目以降がある程度希望が決まっている方等に関しては、希望する科目や手技を重点的にやらせてあげられるよう工夫するなど、研修医の要望に沿った柔軟な対応がしやすい環境というのも特徴ですね。

現在、初期研修医は何人いらっしゃいますか。(男女比なども含めて)

一年次が6名、男性が5名で女性が1名です。
二年次も6名ですね。男性4名で女性が2名となっています。

指導される立場として心がけていらっしゃることを教えてください

私は消化器外科なので、初期研修一年次の先生が必ず科を回って来ます。もちろん専門性も大切なんですが、研修プログラムの意義に基づいたと言いますか、総合的に診ることのできる力をつけられるよう指導をしようと意識しています。例えば、入院になった時はどこの科に行っても点滴がある、検査をするにあたってどういう考えでこの検査を組むのかなど、そういう根本的な考えのところですね。質問をした研修医の疑問をしっかりと解消できるようにしてあげたいな、と思っています。

最近の初期研修医をご覧になって、どう思われますか

年取って社会人一年目なので、医師の特性ではあるんですが、社会人としての自覚をもうちょっと持って欲しいなと思います。(笑)
働く上では患者さんからも、同じ医療スタッフからも、まずはその人間性を見られるところもあります。社会人としての観点に立って周りの目を気にする、ということをして欲しいなと思います。どうしても学生生活が6年間と長いので、仕方のない部分もあるかもしれませんが。(笑)。

新上先生の写真-1

どのような初期研修医時代をどのように過ごされましたか

私が研修医だった頃は、どれだけ病院にいても何も言われなかったので、朝早くから夜遅くまで、ほとんど病院にいました。初期臨床研修制度が始まって2、3年目で、新古賀病院も研修病院として始まったばっかりというのもあって、やりたいことがあったら本当なんでもやらせてもらえる状況でした。何か一つ手技をやりたいと思えば、それに関して質問された時に、答えられればやらせてもらえるという感じで。休みの時は、母校が近いので、大学の部活に顔を出したりもしていました。体を動かすのが好きだったので、それでストレス発散をしていました。後輩のいい迷惑になりながら。(笑)。

先生が消化器外科を選ばれた理由はなんですか

元々手術をしたいな、というのがあって。最初は循環器を考えてたから新古賀病院に来たんですが、消化器は一番扱う臓器が多く、色んな臓器を扱える、そういう対応性があるので、そこが一番魅力でした。

初期研修医に「これだけは言いたい」ということがあれば、お聞かせください

自分を律して欲しいなという事ですかね。どうしても医師って病院の中では立場的に上にされていますし、ある意味ちやほやされるので。そこでいい気になっていると痛い目あうよって感じですね。(笑)
患者さんの前でも出てしまうので、最初のうちにチクチク言います。(笑)

現在の臨床研修制度についてどの様にお考えですか

必修とされる分野が多くなってきて、細分化され過ぎてるかなと思います。元々、広く基礎事項を学ぶっていうことはあるので、いろんなことを経験させなきゃいけないっていうのはあるんでしょうけど、ちょっと細かすぎるかなっていう気はしますね。
どの科に行っても、ベースとなる部分っていうのは被るところがたくさんあると思います。やることや勉強しないといけないところはある程度決まっているんですが、細分化してポンポン環境が変わってしまうと、かえって勉強しにくいんじゃないかなと思いました。

指導されている研修医にどのような医師になってほしいと思いますか

最終的にはそれぞれ専門分野に進んでいくことになるので、そこで大成して欲しいと思います。しっかりベースとなるものがあっての専門性です。なので、専門医になった時に「僕、専門外なのでわかりません。」って、すぐに言ってしまうような医師にだけはなって欲しくないですね。せっかく学ぶ機会があってやってきたので、そこをしっかりベースに持った医師になって欲しいと思います。

これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします

制度も色々と変わって、迷うことがいっぱい出てきて、本当に自分がしたいことがわからなくなってきたりすると思うので、今自分の根本では何に情熱があるのかを考えて、大学病院だったり市中病院を選んでもらえるといいかなって思います。
正直どこに行っても、専門医の事も含め先々のことは何とかなります。自分がやりたいと思えることを最優先で決めてもらえるといいかなと思います。

新上先生が初期研修先を選ばれたとき基準というか、決定打ってどういったところがあったんですか?

正直なところ、大学病院で実習をした時の研修医の印象がすごく悪かったんですよ。(笑)
研修医の先生の下に付いて実習をするんですけど、それこそ雑用じゃないですが、採血したり機械回したり、それが全部終わって「さぁ手術見に行こうか。」ってなったらもう昼過ぎなんですよね。何してるんだろうこの人たちって思って、自分はそんなこと絶対しないぞって。(笑)

知り合いがこの病院に来てたっていうのもあったんですけど、そういう事もあって、現場になるべく近い環境を得られる場所を選びました。

最後に新古賀病院様のPRをお願い致します

久留米市は非常に大きい病院が集中している医療の街ですけれども、当院はその中で中核を担う病院としてあります。循環器センター、消化器センター、脳卒中センターとそれぞれのセンターで診療を行って、当グループ内での診療の連携は非常にスムーズにできてると思います。あと研修医の先生は月4回ぐらい当直があります。さらに、当直の先生がいて、副直という形で入って診療する機会もあります。そこで非常に力をつけやすいという部分があると思います。

また、研修医の先生の希望に沿うような柔軟性っていうのは非常にある病院だと思います。研修医の先生と指導医の先生がマンツーマンで指導して、他の科の先生とも非常に近いので疑問を解消したり、研修をしやすい環境にあるんではないかなと思いますので、是非来て下さい!

新上先生の写真-2