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- 日本赤十字社 全国で活躍する女性医師
- 富山⾚⼗字病院
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川尻 杏奈先生プロフィール
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- 2017年3月
- 富山大学 卒業
- 2017年4月
- 富山赤十字病院 初期研修医
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- 2019年4月
- 富山赤十字病院 内科専攻医
- 2020年4月
- 富山県済生会富山病院 内科専攻医
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奥村 英先生プロフィール
- 2019年3月
- 金沢大学 卒業
- 2019年4月
- 富山赤十字病院 初期研修医
- 2019年4月・5月
- 当院内分泌内科研修
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田島 優衣先生プロフィール
- 2019年3月
- 富山大学 卒業
- 2019年4月
- 富山赤十字病院 初期研修医
- 2019年4月
- 血液内科研修
- 2019年5月・6月
- 腎臓内科研修
富山赤十字病院を選んだ理由
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川尻
私が初期研修を始める頃の当院はまだ初期研修医が大勢集まる病院ではありませんでした。それでも少しずつ来るようになってきていましたが、今ほど多くなかったです。私は病院実習でも当院にお世話になったのですが、そのときに先生方から丁寧なご指導を受けたんです。そして見学に来たら、私の一つ上の先輩が生き生きと働いている姿を見て、この先輩たちと一緒に働きたいなと思いました。
奥村
私は石川県出身なので、金沢市内の病院も考えていて、いくつか見学に行ったのですが、どの病院も良かったので、決め手になっていませんでした。そこで富山の病院も見てみようと思い、当院に見学に来てみたら、先生方がとても優しく、初期研修医も生き生きと働いていて、コメディカルの方々も親切なので、その雰囲気の良さで選びました。直感で「私、ここで働きたい」と思ったんです。
田島
奥村さんも言ったように、雰囲気の良さが第一です。私たちの同期は皆、そう言っていますね。上の先生方が時間を作って指導をしてくださり、こんなに丁寧に教えてくださるのだという驚きもありました。救急でもファーストタッチを主体的にさせてくださるので、自分の成長に繋がると思い、当院に決めました。
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川尻
皆、5年生の夏休みですよね。
奥村
そうです。雰囲気の良さはそこで味わいました。
田島
そうでしたね。比べるのは良くないかもしれませんが、富山市内の病院の中では一番好きな雰囲気でした。
富山赤十字病院の救急
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川尻
かなり忙しいです。富山市内のいくつかの病院で持ち回りで救急を担当しています。当院の場合は内科2人、整形外科1人、小児科1人の医師が担当しますが、救急車の台数も多く、てんやわんやになることもあります。でも初期研修医が増えてきたので、初期研修医の力を借りながら頑張っています。
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川尻
月によって違いますが、私は2回ぐらいです。
田島
私たちは基本的には月に3回で、多くて4回です。内科の先生方について、研修しています。
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奥村
全部です(笑)。
田島
忙しいこともあって、重症度のトリアージが学べます。
特徴としては北海道や東京の病院にたすきがけで行けることです。旭川赤十字病院や武蔵野赤十字病院などの人気病院に2カ月間お世話になることができます。マッチングがなかなか厳しい病院でも、こちらから行くことができるのは大きな特徴です。ほかに半年間の外部の病院での研修も可能です。
富山大学附属病院、金沢大学附属病院など、後期研修を考えている病院に行く人が多いです。
後期研修の病院を見学するために休日を使うのは大変ですが、この制度だと研修と見学を兼ねられるのがいいですね。これから専門にしようと考えている科を1、2カ月単位で長く見に行けるのは魅力的です。
半年ごとにプログラムを変えることができるので、私も2年目の後半のプログラムを考えているところです。直前まで変更可能なので、自由度は高いと思います。
皆、定期的に見直していますね。回っていくうちに志望も変わっていくので、その都度、柔軟に変えています。研修センターのスタッフさんも協力くださり、スムーズに対応していただいています。
私は今、ちょうど地域医療研修中です。富山市まちなか診療所で訪問診療を学んでいます。
地域医療研修は僻地医療ではなく、富山市内のいくつかの病医院の中から選べます。私も富山市まちなか診療所を希望しています。当院は急性期病院なので、訪問診療をする機会はなく、田島さんから雰囲気を聞いたり、訪問診療の良さを聞いて、楽しみにしているところです。
研修2年目の4、5月ぐらいになると志望科も決まってくるので、将来に関係ない科を回ることも出てきますが、私は回っている科は全て「この科の医師になるぞ」という気持ちで回っています。
素晴らしいね(笑)。私もその科、その科で全力で頑張っています。2年目になってくると自分の志望科が決まってくるので、この科は将来の私とどういう関わりを持つのだろうと思うようになりました。そうすると多方向から自分の科を見直せますし、他科と自分の目指す科の繋がりを考えられますね。
全部です(笑)。
日々の回診でも、上の先生方のコミュニケーションの取り方に発見が多いです。救急ではファーストタッチさせていただくので、一緒に入る内科の先生にも教えていただいています。
診療はもちろんですが、患者さんとの接し方、人との関わり方は勉強になります。上の先生方を見ていると、私はまだこれをしないといけないなと痛感しますが、具体的に教えてくださる先生もいらっしゃるので、勉強になっています。
とても丁寧に教えてくださっています。週に1回、朝、初期研修医の勉強会があります。そこで指導医の先生からレクチャーを受けられ、時間を割いて教育してくださるのが有り難いです。
そのレクチャーでは、救急で経験した症例の対応について循環器内科の先生からご指導を頂いたり、放射線科の先生にCT読影を教えて貰ったりと、とても勉強になります。
あります。2学年が全員入れる研修医室になっています。
同じ部屋にいますし、寮も一緒なので仲がいいです。
とても優しく接してくださっています。
皆さん、優しいですね。
コメディカルの方々から教えていただくことも多く、スムーズなコミュニケーションが取れています。
特にありません。私たちの色々な希望を聞いてくださる病院なんです。研修担当の先生が私たちの希望を定期的に聞いてくださり、かなり叶えていただきました。例えば電子カルテです。一昨年まで研修医室に電子カルテが1台しかなかったのですが、去年2台に増やしてくださったんですよ。
内科を選んだというよりも、私は初期研修で当院の血液内科を回ったときに血液内科医になりたいと思ったんです。それで血液内科の専攻医を目指しました。初期研修で回るまでは血液内科は難しそうで、大変な病気の患者さんが大勢いるというイメージがあったのですが、実際に回ってみたら、移植や化学療法などの治療も積極的にしていて、患者さんも大変な状況の中で前向きに頑張っていらっしゃいました。そして、看護師さん、リハビリのスタッフの方々、栄養士さんがチームとして病気を治していこうという雰囲気があり、それを魅力的に感じたのも理由です。
私は富山大学出身なので、大学に戻るという選択肢もありましたが、当院でできることも十分ありますし、むしろ大学に負けないぐらいの移植などもできます。初期研修で色々と指導してくださった先生方のもとで専攻医研修もできたらなという思いがあったので、当院を選びました。
新しい専門医制度に変わり、私は2年目の学年ですが、当院での内科の専攻医研修を選んだのは私が初めてなんです。そのため、どういう順番で診療科を回るのか、どういうふうに研修していくのか、個人的に相談しながら作っているところです。血液内科はもちろん、救急も含めて幅広く内科疾患を診る必要があるので、勉強になっています。
次の学年も続いてほしいなと思いながら、頑張っています。第1号ならではの苦労としては先輩に聞けないことですね。制度が変わったこともありますが、自分なりに情報収集をしたり、ほかの内科の先生に助けていただいたりしながら、何とかやっています。
今年度は関連病院に出る年なので、富山県済生会富山病院で研修しています。富山市内にはいくつか候補の関連病院がありましたが、血液疾患を診られることと立地などの面で選びました。来年は富山赤十字病院に戻ります。
初期研修は上級医の先生のもとで診療するので、何かあればすぐに聞きに行けたり、色々とチャレンジしてみても、上の先生がいてくださるので安心感がありますが、専攻医になると責任感がついてまわります。怖い思いもしますが、それだけ患者さんからの期待や信頼も大きくなるので、遣り甲斐があります。
血液領域は専門的なのですが、回ってきてくれる初期研修医に楽しい部分、遣り甲斐のある部分などをなるべく伝えて、治療するとこれだけ良くなったのだという実感を味わってもらえればと思っています。
川尻先生には骨髄穿刺などの手技も含めて、色々なことを教えていただきました。何より川尻先生ご自身が生き生きと楽しそうにしていらしたのが印象的でした。当院での内科専攻医第1号として素晴らしい道を歩んでいらっしゃると尊敬しています。
富山⾚⼗字病院とは
川尻
院内保育所があり、女性医師だけでなく、男性医師も使っています。お父さん医師が朝、お子さんを預けて仕事に向かっているところを拝見するので、利用者は多いようです。
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川尻
先輩の女性医師が1人います。私は初期研修医のときにも女性が1人いたので、女性が多い科なのかもしれません。今、血液内科にいらっしゃる先生はお子さんが2人いて、フルタイムで働いていらっしゃって、とてもかっこいいです。仕事と子育ての両立にあたってはすごく努力されているのだと思います。
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田島
取りやすいですよ。
川尻
私も取りやすいです。有給休暇や夏季休暇を取りたくても、自分の外来や救急担当があると、日程的に取りづらいこともあります。そこは同じ診療科の中で医師同士が協力し、お願いし合って、何とか休みを取ろうという傾向があるのがいいなと思います。
奥村
互助会旅行で温泉や東京ディズニーランドに行けます。去年は初期研修医の1、2年目でディズニーに行き、思い出を作ってきました。互助会にはコメディカルの方々も入っています。
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奥村
私たちはそうです。寮は病院から徒歩10分ぐらいのところにあります。
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奥村
必須ではありません。寮は借り上げアパートなので、家賃分の補助が病院から出て、相殺される形になっています。
川尻
私も初期研修医のときは寮に住んでいました(笑)。
プライベートの過ごし方
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田島
新型コロナウイルスの感染が広がってからは外出できなくなりました。
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奥村
感染が広がる前は初期研修医で遊びに行くこともありましたね。当院は富山駅に近くて立地がいいので、皆でお酒を飲みに行ってリフレッシュして、週明けに臨んでいました。
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川尻
旅行には行けなくなったので、自宅や映画館で映画を観たりしています。
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奥村
私は人と過ごすのが好きなので、友達と遊んだりもしますが、今は会いづらいので、ドライブをしています。立山を見ながらのドライブはいいですよ。
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田島
去年は旅行に行っていました。夏休みを3日いただいたので、週末の休みと繋げて、マレーシアに行きました。
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川尻
まとまったお休みを取っても、どこにも行けないので、金曜日を休みにしたり、分散させようかなと考えています。
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田島
海外には行けないので、富山県内の宿泊施設に行きたいです。
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奥村
私も富山県内ですね。また立山の話になりますが、黒部ダムの無料券みたいなチケットを指導医の先生からいただいたので、使おうかなと思っています(笑)。
キャリアプランを教えてください
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田島
私は産婦人科志望です。専攻医研修は富山大学附属病院で行う予定です。
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奥村
私は麻酔科に行きたいと考えています。専攻医研修では母校に帰り、金沢大学附属病院で勉強するつもりです。
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田島
一番興味があったというのが大きな理由です。産婦人科は手術もあれば、化学療法もあれば、分娩もあるという幅広さが魅力です。大変ですが、一生付き合っていく科としてはとても楽しいと思えたので、選びました。
奥村
私も学生の頃から麻酔科に興味があり、金沢大学の麻酔科に出入りしていたんです。ただ内科にも興味があり、その状態で初期研修を始めたのですが、富山赤十字病院の麻酔科を回ったときに指導医の先生がすごく楽しそうに麻酔をされていて、私もその先生から教えられるときにとても楽しかったんです。月曜日は憂鬱になりやすいものですが、麻酔科を回っているときは全く憂鬱にならず、毎日、明日はどんな仕事なのかなあと楽しみになっていました。そして、これを一生の仕事にできたら楽しいだろうなと思って、選びました。
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川尻
まだ少し決めきれていないところや未知数のところもありますが、専攻医研修は3年あるので、今は全く足りていない知識をつけたり、色々な経験を積んで、立派で一人前の血液内科医になりたいです。
医学生・若手女性医師にメッセージ
病院アピール
みなさまに信頼される病院
概要
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名称 富山赤十字病院 所在地 〒930-0859 富山県富山市牛島本町2-1-58 電話番号 076-433-2222 開設年月 明治40年5月 院長 平岩 善雄 休診日 土曜日、日曜日、国民の祝日
年末年始(12月29日~1月3日)
創立記念日(5月1日)病床数 一般401床
診療体制
診療科目
内科、腎臓・感染症内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、神経内科、呼吸器・アレルギー内科、消化器内科、循環器内科、精神科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、病理診断科、歯科口腔外科
診療機能
救急告示病院、日本人間ドック学会・日本病院会人間ドック・健診施設機能評価認定施設、二次救急指定病院、臨床研修指定病院、血液浄化治療センタ-、DPC対象病院、健診センタ-、富山県がん診療地域連携拠点病院、リウマチセンター、地域医療支援病院、化学療法センター、災害拠点病院(地域災害医療センター)、救急専用病床、日本医療機能評価機構認定病院(一般病院2 機能種別版評価項目3rdG:Ver.1.1)、開放型病床、日本脳卒中学会 一次脳卒中センター、緩和治療センター
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施設設定
- 厚生労働省指定臨床研修病院
- 日本医療機能評価機構認定病院
- 人間ドック・健診施設機能評価認定施設
- 日本腎臓学会研修施設
- 日本内科学会教育施設
- 日本糖尿病学会認定教育施設
- 日本消化器病学会専門医制度認定施設
- 日本消化器内視鏡学会認定指導施設
- 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
- 日本血液学会研修施設
- 日本外科学会専門医制度修練施設
- 日本消化器外科学会専門医制度専門医修練施設
- 日本リウマチ学会研修施設
- 日本整形外科学会専門医制度研修施設
- 日本脳神経外科学会専門研修プログラム連携施設
- 日本皮膚科学会認定専門医研修施設
- 日本泌尿器科学会専門医教育施設
- 日本産婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
- 母体保護法指定医研修機関
- 日本眼科学会専門医制度研修施設
- 日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
- 日本医学放射線学会専門医修練協力機関
- 日本麻酔科学会麻酔科認定施設
- 日本心血管インターベンション治療学会認定研修施設
- 日本臨床細胞学会認定施設
- 呼吸器外科専門医合同委員会基幹施設金沢大学附属病院の専門研修連携施設
- 日本病理学会研修認定施設B
- 日本呼吸器内視鏡学会専門医制度認定施設
- 日本人間ドック学会優良二日ドック施設
- 日本人間ドック学会人間ドック専門医研修施設
- 日本周産期・新生児医学会周産期専門医制度
- 周産期母体・胎児専門医暫定研修施設(補完研修施設)
- 日本乳がん検診制度管理中央機構マンモグラフィ検診施設
- 日本緩和医療学会認定研修施設
- 日本病態栄養学会認定専門医研修認定施設
- 日本輸血細胞治療学会認定医制度指定施設
- 日本臨床腫瘍学会認定研修施設
- 日本高血圧学会専門医認定施設
- 日本内分泌学会認定教育施設
- 胸部ステントグラフト実施施設
- 腹部ステントグラフト実施施設
- 浅大腿動脈ステントグラフト実施施設
- 非血縁者間骨髄採取・移植認定施設
- 日本がん治療認定医機構認定研修施設
- 日本大腸肛門病学会認定施設
- 日本食道学会全国登録認定施設
- 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構
- 基幹施設金沢大学医学部附属病院の関連施設
- 日本口腔外科学会専門医制度認定研修施設
- 日本脳神経血管内治療学会研修施設
- 日本女性医学会認定研修施設
- 日本脈管学会認定研修施設
- 日本臨床衛生検査技師会精度保証施設
- 日本呼吸器学会認定施設